ドイツ語のテストがようやく終わった。「第二外国語ドイツ語選択⇒フランス科進学」なんてイレギュラーなことをすると、二年生の四学期で
ドイツ語の試験勉強をやりながらフランス語の授業の準備をし、英語のプレゼンの発表を慌てて作るなどという瀕死状態に追い込まれる。
とはいえ、ドイツ語のザクザクっと言葉が切れていく感じは思考が整理されていくようで面白い。フランス語とはまた違った魅力がある。
ドイツ圏の音楽、たとえばブラームスにしろウェーバーを考えてみても、ドイツ語の性格と共通したところは沢山見つかる。
音楽は一つの言葉だから、作曲家の育った言語と無縁ではいられないのだ。
さて、昨日のドイツ語の最終テストを持って、前期教養学部のほとんどが終わったと言ってよいだろう。
クラス単位で何か授業を受けたりテストを受けたりする機会はもうない。つまり、ある意味では、昨日がクラス解散の日だったのだ。
入学して、いきなり渋谷に呑みに連れて行かれて顔を合わせたクラスの友達。あれから二年が経ったと思うと信じられない思いがする。
文Ⅲ十五組には、強烈なやつが沢山いた。強烈な奴たちと色々な事をした。夜を徹して呑み明かしたり議論したり、超ハイクオリティな
シケプリを制作しまくったり、旅行に何度も行ったり、オペラやコンサートや能を見に行ったり、学校行事に深く関わってみたり・・・
ここには書ききれない事が山のようにある。他のクラスではたぶん考えもしないようなことを沢山した。本当に居心地の良いクラスだった。
振り返ってみて、浪人して、なおかつドイツ語選択で入学して良かったな、と改めて思う。
二年間幸せでした。
こんなふうに書くとこれで今生の別れみたいになってしまうけれど、実際にはそんなことはない。
クラスメーリスは今後もガンガン活用して、コンサートに能にと走り回りたいし、またみんなで集まる機会も何度だってあるだろう。
ほとんどの人は本郷キャンパスに進学してしまうので、もう駒場キャンパスにはあんまり寄らないのかもしれないが、たまには
戻ってきてくれたら嬉しいなと思う。僕はずっと駒場にいるので訪れた時には連絡してください。イタトマでコーヒーぐらいならおごりますし
みんなが来てくれないと酒瓶が片付かないので、時間ある時はまたウチで呑み明かしましょう。
専門課程での話や活躍を聞くのを楽しみにしています。これからもよろしく!