” Pas sur la bouche “、つまり「口ではなく」という映画を見た。監督は『夜と霧』のアラン・レネ。
感想は・・・なんじゃこりゃ、という感じ。(笑) 音楽と衣装と舞台がゴージャスな、フランス語でテンポよく演じられる吉本的コメディ。
真剣な場面は一切なく、すべてがユーモアと歌に溢れている。1920年代のオペレッタをそのまま映画化した作品だそうで
映画というよりはミュージカルっぽい。何も考えずにリズミカルな曲と衣装のきらびやかさに浸っていられるので見ていて疲れない。
何度も何度も歌われるため、この映画を見れば「口」がフランス語で女性名詞(la bouche)であることは確実に記憶できるはずだ。
『アメリ』の主人公役で、最近では『ダヴィンチ・コード』のヒロインであるソフィー・ヌヴーを演じたオドレイ・トトゥがとても綺麗で、
彼女がシャネル役を演じる『ココ・アヴァン・シャネル』を観るのが楽しみになった。(公開は今年の九月十八日。あと一週間ちょっと。)
ラストシーンで流れる曲の歌詞が、『このオペレッタ、笑ってくれると嬉しいな。それではさようなら。(しばらく間奏)
・・・あれ、まだ残ってくれてたの?フィナーレまで残って観ていってくれてありがとう。また観てね!」という内容だったのがニクいところ。
聴いていて楽しい曲が沢山あったのでサウンドトラックを買ってみようと思っている。頭の中で何曲かリフレインされていて寝づらい・・・。