今日から現地でのリハーサルがはじまりました。会場のUPHは不思議な空間で、まだまだ音響に慣れないところもありますが、きっと回を重ねるたびに自然と纏まって行くと信じて、要所を押さえつつ、大きく構えて流れを呼び込みたいと思います。どんな環境であっても絶対に動揺しない、そういう精神の強さが指揮者にとって大切であることを昨年2月のセブ島でのコンサートツアーから教わりました。
夜には今回のツアーのファーストステージ。マニラ在住の日本人たちが集う「野武士会」という集まりで演奏させて頂きました。クラブフロアのような環境で、 譜面はほとんど見えず、風で楽譜が飛ばされそうになることもしばしばなステージでしたが、2月にも何度もそういうステージを経験させて頂いたおかげで全く焦ることなく、逆に楽しむことが出来ました。参加されていた他のミュージシャンの方々とも交流させて頂き、ちょっと奇跡的な出会いもあったりして、一発目から非常に印象深いステージになりました。
4日目となる今日はひたすらリハーサル。グラズノフのヴァイオリン協奏曲や「カップス」と呼ばれるアクティビティなど、集中して・そして楽しく取り組んでいきます。