March 2014
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神戸新聞に掲載頂きました。

 

3月23日に指揮するベガ・ジュニアアンサンブルの第七回演奏会を神戸新聞に取り上げて頂きました。

贅沢な事に本番会場のベガ・ホールでリハーサルを重ねていますが、噂には聞いていたけれど雰囲気も音響も最高のホールで、今まで演奏した中ではダントツで好きなホールになりました。

シャンデリアと煉瓦の組み合わせがいかにも神戸・宝塚らしく、ヴィオラを筆頭に響きがとても美しい。本当に素晴らしい空間です。

 

それにしても人形浄瑠璃の方とのプロコフィエフ「ピーターと狼」は本当に刺激的!

比較芸術を専門にする身としても異なる領域とこうしてステージをご一緒させて頂けることは嬉しくてならず、語りが入るたびに「!!!」とニヤニヤしてしまいます。

演奏者は小学生から大学生まで、20歳以下の方ばかりですが、皆さんとても真摯に取り組んで下さる様子が伝わって来て、指揮していてとても楽しいです。

トレーナーには指導経験豊富な素晴らしい先生方がついてくださっており、非常に的確なアドバイスや、雰囲気を考えて言葉を選んで下さるご様子に僕も多くを教えて頂く日々です。

 

先生のお一人は桐朋時代にあの斎藤秀雄先生(僕の師の師です)の指揮で演奏されたことがあるそうで、その先生から初日のリハーサルの際に

「斉藤先生の姿が見える…」というお言葉を頂いた事は、一生忘れられないほど嬉しいことでした。師匠に報告すれば「100億年早い」と一喝されてしまうでしょうが、

斉藤先生の教えを徹底的に守り続け、伝え続けていらっしゃった村方先生に日々教えを頂く身として、このお言葉はちょっと涙無しでは聞けないもので、

遠くで見守っていて下さるであろう師に心から感謝するばかり。フィリピンで一緒した奏者の皆さんがわざわざ東京から聴きに来て下さることも幸せでなりません。

皆さんの期待とご声援に応えられるよう、精一杯指揮させて頂きたいと思います。

 

ベガ・ジュニアアンサンブル(神戸新聞)