11月30日(土)16時半より、コマバ・メモリアル・チェ ロオーケストラの2013年演奏会を行います。
今年度はプロデューサー役を務めさせて頂いている丸ノ内KITTE-IMTの室内楽企画<Music & Science>の第四回演奏会という位置づけで、インターメディアテクという博物館で演奏いたします。
(ですので、今年は駒場祭では演奏致しません…たくさんのお問い合わせを頂きありがとうございました。駒場では、来年に大きなコンサートを企画できたらなと思っています。)
会場は博物館のため、お席の準備がない立ち見のコンサートとなりますが、事前予約不要・入場無料ですので、展示物をご覧になりつつお気軽にお楽しみ頂けましたら幸いです。
博物館自体がとても面白い空間ですし、どの曲も一度耳にすると忘れられない印象的な曲ばかりです。
チェロ・オーケストラも設立から三年目を迎えましたが、また今年も同じ曲を、同じ時期に演奏できるのは本当に嬉しいことだと思っています。
チェロオケを聞きに来て下さった方や、これまでに指揮させて頂いた様々なオーケストラからも「参加したい」というお声を頂き、今年はなんと十五人のチェリストが集まりました。
愛してやまないヴィラ=ロボス「ブラジル風バッハ」の限りない魅力を、そしてチェロ15本の豊かな響きを、きっと堪能していただけると思います。
ゲストにはフルートの北畠奈緒さんをお迎え致しました。心の通う奏者たちと魂込めて演奏しますので、どうぞお立ち寄り下さい。
2013年11月30日(土)
16時半開演〜17時半終演予定(16時10分ごろよりロビーコンサートあり)
場所:丸ノ内KITTE 2F インターメディアテク(東京駅丸ノ内南口より徒歩2分)
曲目:クレンゲル「讃歌」/ロジャース「全ての山に登れ」/ヴィラ=ロボス「ブラジル風バッハ五番&一番」
演奏:コマバ・メモリアル・チェロオーケストラ2013
フルート:北畠奈緒
指揮:木許裕介
http://www.intermediatheque.jp/ja/schedule/view/id/IMT0014
「全ての山に登れ」を除いてチェロ・アンサンブルのために書かれた曲ばかり。
ヴィラ=ロボスの「ブラジル風バッハ一番」や「五番」は、太陽に抱かれるような豊かさを持ち、森の奥でそよぐように神秘的で、乾いた大地で踊るように荒々しく、
そして同時に、大らかで切なく、憧れに満ちて力強い音楽です。(師の演奏に接して以来、僕のいちばん好きな曲のひとつです。何度演奏しても新しい!)
クレンゲルの「讃歌」は十二人以上チェリストが集まらないと演奏できない曲で、我々の憧れの曲でした。
ひとりずつ静かに積み重なっていく冒頭から、祈りと喜びに満ちあふれたコーダまで本当に美しい曲です。
「全ての山に登れ」は「サウンド・オブ・ミュー ジック」の中の音楽で、きっと一度は耳にされたことがあるのではないかと思います。
いままで何度もオーケストラで演奏してきましたが、何度演奏しても心の底からじんわり泣きそうになってしまう名曲です。
チェロ・アンサンブルで演奏するとどんな響きがするのかご期待ください。