February 2011
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Il faut être voyant.

 

アルチュール・ランボーのドメニー宛書簡より。

 

「というのも、〈私〉は一個の他者なのです。(JE est un autre) 銅がめざめてラッパになっていても、なんら銅が悪いわけでは

ありません。それはぼくには明白なことです。ぼくはいま、自分の思考の開花に立ち会っているのです。それを見つめ、それに耳を

傾けています。ぼくが楽弓をひと弾きする。そうすると交響楽が深みで動き出す。あるいは、舞台上に一気に躍り出る。」

 

「ぼくは言います。見者でなければならない、見者にならなければならないと。〈詩人〉は、あらゆる感覚の長期的な、広範囲にわたる

論理に基づいた錯乱によって、見者となるのです。 あらゆる形の愛、苦痛、狂気によって。詩人は自分自身を探求し、自分の内から

あらゆる毒を汲み尽しては、その精髄だけを保持するのです。」

 

「この言語は、魂から発して魂へと伝わるものとなるでしょう。さまざまな香り、音、色彩など、思考をひっかけて引き寄せるような思考の

要素すべてを要約するのです。詩人は、自分の時代に普遍的な魂のうちで目覚めつつある未知なるものの量を、はっきりさせる

ことでしょう。つまり彼は、より以上のもの―自分の思考の表現形式や、〈進歩〉へと向かう自分の歩みの記録などを超えたものを与える

ことでしょう。規範をはずれたものが規範となり、それが万人に吸収されて、詩人はまさに進歩を増大させる乗数となることでしょう。」