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南京から帰ってきています。

 

またしばらく殺人的スケジュールに追われていました。

前回は中国から更新しましたが、二週間の旅を終えて無事に日本へ帰ってきています。

中国での生活は本当に刺激的なものでした。南京大学の学生たちを前に壇上で話す機会も頂きましたし、ちょうど南京へ視察に訪れた

東大の教養学部長(!)と一緒に揚州を回らせて頂く機会もありました。朝は講義、昼はディスカッション、夕方は観光と

息をつく暇もなく動き回り、深夜には本場の中国式マッサージも経験してきました。片言の英語と中国語を駆使して

按摩師の方とツボの名前で盛り上がったのですが、翌日に先生方が同じ店へマッサージに訪れた際、

「日本人ですか。昨日はツボの名前にやたら詳しい東大からの学生が来ましたよ。」と言われたそうです(笑)

 

今回の南京大学集中講義で何より印象に残ったのは、中国という「場所」よりも、中国で出会った「人」です。

とりわけ南京大学の学生さんたちの語学力の高さ(「言葉のあや」という日本語を即座に中国語に同時通訳していました。)には

驚かされましたし、東大から僕と一緒に派遣された大学院生の方たちの冴えた思考には心底圧倒されました。

中国語が現地人並みに堪能な方や膨大な知識をお持ちの方、議論を的確に纏める明晰さをお持ちの方など、それぞれの「凄さ」を

目の当たりにして、僕ももっと勉強せねばと思った次第です。

 

何はともあれ、無事に二週間を過ごすことが出来たのは南京大学日本語学科の院生の方々のおかげです。

このブログを見てくれているとのこととなので、この場を借りてお礼申し上げます。南京大虐殺やマルクスの話から

道教やジブリ、果ては恋愛の話まで、タブーを超えて沢山の話が出来て楽しかったです。そしてまた、沢山のお酒を飲み、夜遅くまで

一緒に時間を過ごして下さって本当にありがとうございました。今回の経験は僕にとっていつまでも忘れられない思い出になりました。

 

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