日本語と英語を除いて、現在以下の三つの言語を勉強している。
というのは、「25歳までに言語は勉強しておくべきだ」という言葉を何人もの教授から聴き、浪人している僕は
他の人より早い目に始めないとすぐに25歳になってしまうという危機感を持ったからだ。すべての言語で単語を大量に覚える事は
できなくとも、単語を積み重ねることが出来る下地ぐらいは今のうちに作っておきたいと思う。
東大では、入学手続きの前か何かに第二言語を決めるのだが、そこで僕はドイツ語を選択して提出した。
理由はハイデガーが読みたかったから。などという高尚な理由ではない。単なる趣味の問題で、
ドイツ系指揮者のリハーサル映像で字幕の無い物の内容が気になって仕方無かったからである。それだけでなく、もとより
フランス語>イタリア語=ドイツ語 の順にモチベーションがあったから、一番自主的に勉強しなさそうな言語を選択しておこう
と考えたというのもある。(その甲斐あってドイツ語の授業でいま苦しんでいる。)
言語で意外に覚えられないのが数字。単なるリーディングの授業では数字を読む機会が
なかなか無いし、各言語で似ている読みがあって非常に混ざりやすい。というわけで自分のためにここに纏めてみた。
ビリヤードで15番までを各国語で言えたり、ボウリングの残りピンを各国語で言えたりすれば記憶に残るだろう。
もちろん、実際に役に立つかは知らない。
【ドイツ】eins,zwei,drei,vier,funf,sechs,sieben,acht,neun,zehn,elf,zwolf,dreizehn,vierzehn,funfzehn
アインス、ツヴァイ、ドライ、フィーア、フュンフ、ゼクス、ズィーベン、アハト、ノイン、ツェーン、エルフ
ツヴェルフ、ドライツェーン、フィアツェーン、フュンフツェーン
【フランス】un(une),due(duex),trois,quatre,cinq,six,sept,huit,neuf,dix,onze,douze,treize,quatorze,quinze
アン、ドゥ、トロワ、キャトル、サンク、シス、セット、ユイット、ヌフ、ディス、オンズ、
ドゥーズ、トレーズ、キャトルズ、キャーンズ、
【イタリア】uno,due,tre,quattro,cinque,sei,sette,otto,nove,dieci,undici,dodici,tredici,quattordici,quindici
ウーノ、ドゥーエ、トレ、クアットロ、チンクエ、セイ、セッテ、オット、ノーヴェ、ディエチ、ウンディチ、
ドディチ、トレディチ、クアットルディチ、クインディチ
これで何番をポケットしようが何番ピンがタップしようが大丈夫だ。「ディエチがタップした!」とか「ノインボールポケット!」とかね。
そういえば先日、ある人から「高校時代、授業カリキュラムにフランス語orドイツ語が週二コマ入っていた。」という話を聞いたが、
言語記憶の限界が25歳までにあるならば、高校時代から第二外国語に触れておくことは非常に有益だろう。
速すぎると日本語が疎かになってしまうから、高校ぐらいからが一番いいんじゃないだろうか。
というわけで、これを読んでいる人の中に高校生の方がいらっしゃれば、何か英語以外の言語(メジャーなもの)を
自主的にやってみることをおすすめします。せめて浪人中にやっとけば良かったな、と今になって後悔している。
なお、今日のドイツ語の授業で『千と千尋の神隠し』のワンシーンをドイツ語で見た。ドイツ版では『不思議の国の千尋』
というタイトルに翻訳されているらしい。「かおなし」が ”Ohnegesicht” と訳されていたのはちょっと面白かった。
かおなしやゆばーばがドイツ語で喋るのはさほど違和感がなかったが、リンや千尋が流暢なドイツ語で喋るのには
大変違和感を感じた。着物を着た和風で童顔な少女がドイツ語でまくしたてるのはやっぱり変ですね(笑)