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こんなモノを買った Part2

 

東京-神田-渋谷-新宿と回って買い物をしてきました。以下、買ったものリスト。

 

【本】

・Joseph S.Nye Jr  ” THE PARADOX OF AMERICAN POWER “   (Oxford University Press,2002)

⇒神田の古本屋で発見。2002年にエコノミスト紙とワシントンポストの両方で「Best Book」に名が挙げられた本であって、作者の

ナイは国際関係論の講義でもしばしば紹介される『国際紛争 -理論と歴史-』(有斐閣) を書いた人でもある。

 

・熊田為宏 『演奏のための楽曲分析法』 (音楽之友社,1974)

⇒渋谷のYAMAHAで発見。表紙だけ見ると幾何学か何かの教科書みたい。譜例も豊富で、内容は結構充実していると思う。

昔に購入した島岡譲 『和声と楽式のアナリーゼ』をもう一度読み返してから本書を読むつもり。もともとこの本を買うつもりはなくて、

作曲やオーケストレーションをする人の聖典である伊福部昭 『管弦楽法』を買おうと決心してYAMAHA渋谷に入ったのだが、

やはりその値段(24000円!!)に躊躇してしまった。手に取って眺めて、さんざん悩んで溜息とともに本棚に戻す。これで二度目である。

値段の価値はある本だろうし、絶対に読まなければならないのは分かっているのだけれど、流石にこの値段の本は買いづらい。

というわけで、お酒を飲んだ後とか、テンションが高い時に勢いで買ってしまう作戦に出ようと思う。

 

・Albert Camus ” L’Étranger “  (folio)

⇒ 「きょう、ママンが死んだ。もしかすると昨日かもしれないが、私には分からない。」

( Aujourd’hui, maman est morte. Ou peut-être hier,je ne sais pas. ) で始まる一節があまりにも有名なカミュの『異邦人』。

「一昔前、フランス語をある程度学んだ仏文志望の学生はこぞってこの『異邦人』の原書に挑戦した。」という話をある先生から

お聞きしたので、夏休みをかけて同じ事に挑戦してみようと思い立ち、OAZOの丸善で購入。

先生曰く、「この本はフランス語の文法の勉強にもなるよフフフ・・・」とのことだったが、パラパラめくっているうちのその意味を理解した。

冒頭のmaman est morte. からしてêtreの現在形+過去分詞という複合過去形であるように、複合過去が多用されているのだ。

なるほど、これを読み切ったらきっと複合過去は怖くなくなるだろう。毎日ちょっとずつ読んでいきたい。

 

・『フランスの伝統色 The Traditional Colors of France 』 (PIE BOOKS,2008)

⇒昨年からずっと狙っていた本。デザインするときの色遣いに幅が出ればと思って購入。J.HERBIN(万年筆のインクメーカー)

のインクで見られるような、何とも言えない色合いがCMYK、RGB数値つきで載っていてとても参考になる。

青ひとつにしても、Mer du sud (南の海の青)や、Bleu Monet (モネのブルー)、Céleste (天空の青)など、名前も色も様々である。

この本には同じシリーズに『日本の伝統色』があるので、こちらもいずれ購入するつもり。

 

【その他】

・MDノート(横罫) +MDノート用ブックカバー

⇒以前もブログで取り上げたMDノートA4サイズ。横罫を一冊使い切ってしまったので補充した。ついでにこのノート用のブックカバーも

合わせて購入。MDノートは白を基調としたデザインだから、僕のように扱いが荒っぽい人間が使うとすぐに表紙が汚れてしまう。

「それも味の一つ」と自分を納得させて使っていたが、やっぱり元通り白いほうがいいので、このブックカバーをかぶせて使う事にする。

 

・ファーバーカステルの8Bの鉛筆

⇒楽譜への書き込み用。楽譜は自分で購入しているので、次に使う人に配慮する必要はないのだが、消しやすい方が何かと楽なので

筆圧をかけずに濃いマークや書き込みが出来る8Bの鉛筆を使用している。これとファーバー・カステルのエモーションという1.4mmの

芯が出せるメカニカルペンシルで書き込みをするのがお気に入り。ちなみにエモーションの軸色はオフ・ホワイトで、同じく白を基調に

したMDノートと一緒に使うと何だかスタイリッシュな気がしてくる。

 

 

 なお、明日(今日)は東大ガイダンスの相談員として駒場にいます。

このブログを見てくれている高校生の方で明日オープンキャンパスに来る人がいましたら、ぜひ寄って行って下さいね。