小学生の頃から手品が好きでした。
塾のテストをさぼって手品ショップに通い詰め、売り場のお兄さんから色々な手品の技法や仕掛けを教わり、
それを友達に見せては驚かせるのが好きでした。
小学生の頃から魔法に憧れていました。
怪しげな呪文を唱えて棒を一振りした瞬間に見えない力が働いて、
傷を癒しあるいは世界に亀裂を走らせるような魔法が好きでした。
小学生の頃からみんなと遊ぶ時間が好きでした。
鬼ごっこ、ドッジボール、野球、サッカー。みんなとその遊びに没頭して、同じ楽しみを
共有して笑う時間を何より大切に思っていました。
指揮は、その全てが合わさった楽しみです。
手品のように、魔法のように。素敵な奏者の方たちに恵まれて、みんなと笑いながら音楽をしています。