というイタリア古典歌曲をゼミの後輩が練習していたので、彼のコレペティをピアノでやりながら、時々フルートで参戦したりしてみました。
Ninaという曲は声楽をやる方の中ではとても有名なようで、聞くところによると音大の声楽科の課題曲にもなるらしいです。
歌詞はイタリア語で数行程度。
Tre giorni son che Nina , che Nina ,che Nina in letto se ne sta.
Pifferi, timpani, cembali, svegliate mia Ninetta ,svegliate mia Ninetta
acchio non dorma piu.
sveligate mia Ninetta, svegliate mia Ninetta, acchio non dorma piu.
というものです。「ニーナが布団からもう三日間起きてきません。どうしましょう助けて下さい!」という感じの内容なので、
実は結構深刻な歌詞だったりします。
楽譜は簡単ですが、この曲も結構深い!youtubeにあがっているパヴァロッティの演奏を聞いてみると、クレッシェンドのかかる部分
ではややテンポを上げて歌うことで前のめりになる気持ちを表現していますし、Pifferi,~と入るところでは休符を短く取って
畳みかけてきます。パヴァロッティの演奏を参考にして、色々とニュアンスをつけながら練習しているうちに、あっという間に三時間が
経過していました。工夫なしにやってしまうと退屈になるのはどんな曲でも同じで、色々考えて演奏することで見違えるように
曲が生き生きとしてきますね。ちなみに後日、指揮の師匠に少し見てもらったのですが、歌詞の内容を知らないにもかかわらず
師匠が振ったNinaは悲しげで、切々としていて訴えかけてくるような音であり、「どうしてニュアンスが分かるのですか?」と
聞いてみたところ「僕は歌詞を知らないけど、楽譜を見ればそう言ってるよ。」という答えが帰ってきて絶句してしまいました。
プロはやっぱりすごい。
それからこれを後輩と二人でやっているうちに、立花ゼミで楽器の出来る人を何人か集めて色々曲をやったら面白いのでは、
という話になったので、超小編成ではありますが、「立花オケ(仮)」を立ち上げる事にしました。ゼミ生で楽器が弾ける方、あるいは
弾きたい方はぜひ一緒にやりましょう。ゼミ生じゃないけど一緒に練習してくれるという心優しい知り合いも歓迎します。
当面の目標は、立花先生の前でお披露目することです!