高野和明、「13階段」で作家デビュー。
「幽霊人命救助隊」「6時間後に君は死ぬ」など、数々の作品を発表。
最新作「ジェノサイド」は、第二回山田風太郎賞を受賞した。
書店で平積みにされているのを見たことがある方も多いだろう。
「エンターテインメントとして楽しんでもらいたい、ただそれだけです」と語る高野和明先生。
「ジェノサイド」は、構想に25年かかったという。確かに、その内容は、手に汗握る展開に、壮大なスケールの超大作。戦争や医療など、決して軽くないテーマを扱いながらも、ボリュームを感じさせない、一気読み必至の、超上質のエンターテインメントである。
いったいどのようにして、超大作は生まれたのか。
そして、本当に単なるエンターテインメントとして読まれてもいいのか、そもそも、エンターテインメントとは何なのか?
実際に聞きに行ってみた。
(文責 鳥居萌)
取材日 2012年1月21日