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企画紹介 / 観劇企画

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「文学の次は演劇じゃね?」

そんな軽いノリから始まったこの企画。
昨年までの文学企画では文学好きがはじめからゼミ生の中にたくさんいたのに対して、演劇好きは全然いない!!!

ということで当初、この企画には「ちょっと演劇でも観に行きませんか?」というサブタイトルがついていた。
なにしろ立案者以外ほとんど演劇を観に行ったことがないのだ。

演劇素人のゼミ生たちは、「演劇って文学とか映画とかより全然身近じゃないよね」という企画の問題意識の見事な縮図になっていた。だからとりあえず私たちは積極的に演劇を「みんなで観に行く」ことから始めた。

なにか一つ観に行っては、劇場で配られる折り込みチラシから別の面白そうな公演を探す。
そして良さそうなものがあれば、みんなで観に行く。

面白かった。楽しかった。
劇場に足を運ぶのも、
舞台で起こっている出来事を目撃するのも、
そして終演後に夕食の席であれこれ語り合うのも。

そうこうしているうちに一人で演劇を観に行くようにもなり、いつのまにか私たちは立派な演劇好きになっていたのだった。

それから取材を本格的に始めた。
演劇を「観る」ことについて考えたいという問題意識をもとに、敢えて劇作家・演出家ではない形で演劇に関わっている方々を中心に取材した。

 

・相馬千秋さん(F/Tプログラム・ディレクター)
・高野しのぶさん(演劇メルマガ主宰)
・福井健策さん(弁護士)
・平田オリザさん(劇作家・演出家)
・徳永京子さん(演劇ジャーナリスト)
・Theater MERCURY(学生劇団)

 

演劇は現物が残らない。
せいぜい戯曲と、そして運がよければ映像が残るだけだ。
だから生で演劇を観てきた人たちから話を聞くことが、これまでの演劇がどのように動いてきたのかを再構成する上でとても重要になる。

そして取材を進める中で、今度は私たちが、これからの演劇に何ができるのか、考える番だと思うようになった。


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◆【観劇企画取材】相馬千秋さん(F/T プログラム・ディレクター)
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