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内田樹さんに会ってきた
内田樹という思想家をご存じだろうか。いや、「思想家」とくくってしまうのは失礼かもしれない。内田先生は思想家であると同時に武道家でもある。そして先生が関心を持つ思想はフランス現代思想、武道論、映画論、ユダヤ文化論、教育論、身体論・・・じつに幅広い。
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3月 19th, 2011 | 取材記事Tags: 内田樹さんに会ってきた
17.基本は教師で意地が悪くて結構いい人
X 先生はご自身をどういった存在だと思われていますか? つまり難しいんですけど、最初にご専門はとお伺いした時、専門はフランス現代思想であり文学であり、でも興味の方向は色んなことにあり、それで考えていることは哲学のことであったり思想であったり。では、その、枠決めすることはお嫌いだとは思いますが、あえて枠決めをすると自分は何なんだろうとお思いますか? 哲学者ということですか?
内田 いやいや、基本は教師だよ。今の自分の様々の特性を規定しているのは大学教師という今の職業だよ。
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3月 18th, 2011 | 取材記事Tags: 内田樹さんに会ってきた
16.「まぁ、そのうちわかります」―哲学自体が“装置”
X 『愛の現象学』は読んでみたんですけど、やっぱり途中から…何と言うか…
内田 まあ、それはそのうち分かります。
L やっぱり何度も何度も読めば少しずつ深まっていくものですか?
X ある程度時間的な差は必要なのですか?
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3月 18th, 2011 | 取材記事Tags: 内田樹さんに会ってきた
15.若い頃読む本、年をとってから読む本、生涯読める本
S 何か変な話なんですけど、僕は本を読むと気が滅入ったりするんですけど、それは本を読まないほうがいいということですか?
内田 読む本によるんじゃないの? 気が滅入る本ってあるよ、たくさん。出てる本の8割くらいは気の滅入る本だから。気が滅入る本は読んじゃ駄目だよ。読んでチアアップされる本を読まなきゃ。それはわかるよ、この本はいける、この本は駄目だとか。どんな立派な人が書いてても、気が滅入る本ってあるんだよ。それは読んじゃ駄目、若い時は。 Read more »
3月 18th, 2011 | 取材記事Tags: 内田樹さんに会ってきた
14.「もっと貧乏すればいいのに」
S ちょっと別の話に移らせてもらいますが…ブログで内田先生の大学時代に関しての記事を読んだのですが、個人的にはああいうものに憧れみたいなものを抱いていて。ああいう大学時代の過ごし方というのは今でも必要だと思われますか?
内田 そうだなあ…中進国の大学生だから(笑)、とにかくみんな貧乏だったから。お金が無い中でどうやって工夫して楽しく暮らすかと。「じゃあキャンプでもするか」という感じですよね。他にあまり楽しみがなかったんだよ。今みたいにみんなお金を持っていて楽しいことがいっぱいあればそれは改めて… Read more »
3月 18th, 2011 | 取材記事Tags: 内田樹さんに会ってきた
13.愛国心の定型は作るな
L すごく個人的なことを聞いていいですか?
内田 どうぞどうぞ。
L 愛国心についてですが…僕は在日の韓国人なんですけど、全く韓国に対する愛国心を持っていなくて、ただ僕は日本で生まれたけど韓国の血を継いでいるので韓国のことを勉強しなさいよと強制されるわけです。 Read more »
3月 18th, 2011 | 取材記事Tags: 内田樹さんに会ってきた
12.昔はわりと決めつけてました
X 先生の先ほどのお話の中で、「先進国だから、中進国だから」という話がありましたが、先生の「判断を保留するもの言い」はすごく特徴的なような気がするんですが。バシッと何かを言うことは無くどちらかというと「こういう事実があります。私はそれに対して評価をしていません」というような…それは何かから影響を受けてそうなったのですか、それとももとからですか?
内田 いや、割と昔は決めつける人だったけど(笑) 決めつけると面白くないんだよね。「これはこうだ!」と言うと絶対それでは説明しきれない部分が残って、その部分は切って捨てるわけだよね。この部分がもったいない気がしてきて。結局、「スパッと断言する」というのは人に向かってショウオフしているわけで。 Read more »
3月 18th, 2011 | 取材記事Tags: 内田樹さんに会ってきた
11.中進国の子供として育つ
L 著作の中で、ハンカチ落としだったか、気配を感じる能力を養う遊びをしなくなって、子どもがどんどん身体的なシグナルを感じなくなっていると書かれていたんですが、やはり昔の子どもと今の子どもは全然違うと感じられているんですか?
内田 それはもう全然違うと思うけど。でもそれは社会の違いだよね。関川さん風に言ったら僕たちは中進国の子どもで君たちは先進国の子どもだからさ、全く社会状況が違うじゃない。中進国はもっとワイルドだからね(笑) Read more »
3月 18th, 2011 | 取材記事Tags: 内田樹さんに会ってきた
10.中等教育までは型なんです
X それは大学であるとか、一生涯をかけて、ということであって、例えば、中学や高校の先生の場合には?
内田 微妙に違うよね。それは違う。
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3月 18th, 2011 | 取材記事Tags: 内田樹さんに会ってきた
9.師匠の機能
L さっきの話と関係するんですが、権威のある人のところに人が集まってしまうという話なんですが、その方たちはいうなれば偉大な師匠なわけですよね? 先生の著作の中ではその偉大な師匠と出会うということが非常に大事な経験であると書かれていたと思うんです。例えば僕も東大で野矢茂樹先生という人に感銘を受けて学科を選んだりしたんです。その、権威のある人のところに集まるというのも、師匠に出会いに行くという意味では肯定的に捉えることが…
内田 もちろんですよ。師弟関係にしても、どんなものにもいい面と悪い面があるわけでね。
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3月 18th, 2011 | 取材記事Tags: 内田樹さんに会ってきた

