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フライヤーができるまで 生命ビラメイキング

駒場祭が近づいて来ました。
駒場祭といえば、講演会ですが、当団体はいつからかの伝統で、新歓と講演会のビラはカラーで印刷屋に頼んでいます。
駒場はビラにあふれているので、少しでも目立つほうが人に来てもらえる可能性が高いと思ってのことですね。
見たい、聞きたい、伝えたいという文言をモットーとして標榜しているので、伝える技術であるデザインにも力を入れているわけです。

今年も文学談話室、生命とは何かの2つの講演会のフライヤーが刷り上がり、様々なところにばらまいています。

というわけで、今回、「生命とは何か」のフライヤーのメイキングを公開します。

手順
1.講演会の内容を詰める
2.デザインの下書きを書く
3.PhotoshopとIllstratorを使ってデータを作る
4.入稿!
5.届く!!
6.撒く!!!

1.講演会の内容を詰める

ビラを作るといっても、宣伝する内容を決めなければどうしようもありません。
講演者を決め、どんな人に来て欲しいか考え、どのようなイメージで伝わってほしいか悩み、載せる文章を書く。それからやっと、デザインに着手することができます。

2.デザインの下書きを書く

どこか机のあるところで集まって、紙を広げて話しあいながら描き殴っていきます。(たぶんこれ学生ならではなんだろうな……)
今回は、生命といっても「いのち」(ひとりひとつ!)みたいな、オーガニックでスピリチュアルで優しい感じではなく、あくまでも、あらゆる方法を駆使して「生命」という主題に迫っていく感じにして欲しいとのこと。ライフゲームみたいな感じだよね、とか話す。
色的には、黒くしたらそれだけでかっこ良くなることはわかっているので、あえて黒くしない方向に。重くなっちゃうし。適当に生命という言葉で思い浮かぶイメージを言い合いながら、デザインを決めていきます。おじさんが銀河みたいなのを望遠鏡で覗いてるとか、こう広がっていく感じとか、シカが居るとかさまざまな案がでました。個人的には生命というと、ACIDMANの廻る、巡る、その核へのPV(ニコ動)や、アルバムgreen chord(amazon)のイメージだったのですが、今見るとすごく引きずられていますね。

3.PhotoshopとIllstratorを使ってデータを作る

書きなぐってイメージを固めた後は、パソコンを開いて文字をかき、(たまに絵も描き)写真を集め、かっこ良く並べていきます。
迷走するもけっこうすんなりと決まる表


 

なんか寂しいのでゼミの場で意見を募っていたら、生命の木だろと誰かが言い出したので木の素材を載せてみたらいい感じに


迷走する裏

このままじゃだめだ、受け取った人が思わず持ち帰ってしまうような裏面にしなければ……!
そこで謎の啓示が下った。
そうだ、正方形だ。正方形こそがこのどうしようもない現状を救い、我々に道を示してくれる……!!!

 


やっぱりけっこう迷走する。

迷走の果てに、なんとか3案に固まる

 

メーリスで意見を伺い3つ目のやつに。


ちょっと改良して入稿用に文字をアウトライン化したり、画像を調整したりする。

4.入稿!

安いところ探して、スケジュールと予算と相談して入稿!

5.届く!!

嬉しい!!

6.撒く!!!

教室書店路上掲示板とにかく宣伝できるところに宣伝!

まとめ

ビラが不要になる日までドタバタは続くわけですね!
どうせ捨てられてしまうビラのために、こんなにも人は迷走を重ね、脳から変な汁を出し続けるわけです。

みなさんもびらを受け取るときには、ビラのために頭を抱える人に思いを馳せてみてはいかがでしょうか?