キミの目、一体何がうつっているんだろうね?――
2010年度駒場祭特設ページ
ここでは、東京大学の提供する学生用宿舎について記述する。 親元を離れ一人暮らしをしながら学生生活を送る最大の経済的障壁は、特に東京のような都市部の場合、家賃である。東京大学駒場キャンパスがある京王井の頭線沿線の学生が利用する平均的なフロ・トイレがあるアパートの家賃は安くても5万円台後半である。月額5万円だとしても、一年で60万円、授業料よりも大きな金額である。本郷キャンパス周辺ではより都心に近づくためもう少し家賃が高い。 そのため、東京大学が提供する学生宿舎には定員に対して数倍の応募が寄せられる。選考基準は公表されていないが、学生に配布される資料を読む限りは、授業料免除と同様に、経済的困窮度が大きく影響するようである。また、実家からの通学時間が90分以内の者は基本的に選考の対象にならない旨が応募書類に記されている。
1. 三鷹国際学生宿舎
東京大学が東京都三鷹市に所有する宿舎。旧三鷹寮の敷地を利用して1993年に建設された。入居対象は主に駒場キャンパス、教養学部の学生である。東京大学の1,2年生は全員が教養学部に所属するため、1,2年生は全員が入居する資格を持つ。現在ではA棟からF棟に全個室605部屋の収容能力を持っている。日本人学生と留学生の比率は7:3となっており、1,2年生の場合は一学年およそ200人程度が入居できる。 家賃や光熱水費の基本料金などの固定費は月額10500円(2009年度)である。 最寄り駅は京王井の頭線三鷹台駅(徒歩30分、自転車10分)またはJR吉祥寺駅(徒歩50分、自転車20分)である。多くの学生は無料駐輪場のある三鷹台駅を利用している。また、家賃が非常に低いため、最寄り駅までバスを利用する学生もいる。駒場キャンパスからのアクセスは一見良い場所ではないが、バス路線が充実しているので駒場キャンパスまで40分から1時間程度。 2. 豊島国際学生宿舎 東京大学が東京都豊島区に所有する宿舎。豊島学寮の敷地を利用して2003年に建設された。同じ敷地内に豊島学寮(閉寮予定)がある。入居対象は主に本郷キャンパスの学生である。入居定員は200人で、日本人学生と留学生の比率は7:3である。少ない定員を更に学部生と大学院生で分け合うため、三鷹宿舎に入居できた学生も大部分が入居できないという問題がある。家賃は月額1万円。 本郷キャンパスまで電車で45分、自転車で25分程度。
3. 新追分国際宿舎(予定) 老朽化した白金学寮・豊島学寮を代替するため東京都文京区に建設中(2009年11月現在)の宿舎。入居定員は210人を予定。一部を外国人研究者用に割り当てる。 4. 学寮 古びた相部屋などのいわゆる大学寮のイメージにあてはまるのは学寮である。かつては駒場キャンパスには駒場寮があり、三鷹寮、白金学寮、豊島学寮ほかにも東京大学のキャンパス周辺には学寮が多数あった。老朽化などの理由でその多くはすでに取り壊されており、2010年にはすべての学寮が閉鎖される予定である。代替として、三鷹、豊島に学生宿舎が建設された。
本企画の趣旨はきわめて単純である。 マルセル=プルーストの「失われた時を求めて」読破しつつそれにかかる時間を計っていくというものだ。 要するに本企画はその本質において単なる駄洒落であり、どれだけ飾り立てようとこのくだらなさを糊塗することは叶わないであろうという悲しい運命を背負っている。 そもそもなぜこのような企画が生まれたのか説明しておく必要が、ないと思うが説明しておく。発端は私=上田がさる事情で「失われた時を求めて」の第一章を読む羽目になったことにある。ある夜蕎麦をすすりながらゼミ生の坪井、岡田両氏と語らっていた。そこで私が我が身の不幸を、つまりこれから16行32列の文字列を1065回も読み込まねばならず、そのために私の次の金曜日は失われるだろう、ということを話し、また全編ではそれが新潮社文庫の全13巻中の2巻にすぎないということが明らかになると、私たち三人は、互いに三人がこの「20世紀を代表する」「世界文学の最高峰」に対する共通の理解を形成しつつあることに思い至ったのである。 果たして読み終えた後「失われた時を求めて」いるのはプルーストではなく私たち自身ではないのか?「20世紀で最も重要」な小説を読むために一体どれほどの犠牲を払わねばならないのか?この美しい主題に対して筋違いな非難が浴びせられた。 企画は取り敢えず13巻読み終え、それにより私たちが何をどれだけ失ったか求めるところから始まる。 13巻読破できるメンバーがどれほどいるかはわからない。しかし脱落者も歓迎だ(?)脱落していくことも企画の一部と考えている。兎に角皆さん本を手に取って読むのに要した時間を計ってくだされば企画の趣旨としては十分である。 しかし既に死屍累々。。どうぞ温かく見守ってください。
いわゆる「ノベルス」・「ライトノベル」を世に送り出し、ヒットさせ続けている編集者・太田克史さん(文芸誌『ファウスト』編集長、講談社BOX編集長としても有名)にインタビュー。質問するのは不しつけだが、やっぱり気になる、「世の中に本が増えすぎているのではないか」という疑問に、余すところなく答えていただきました。
「中学生から大学生まで、毎日大学ノート1ページ、日記をつけていました」森見さんのお話に衝撃?を受けたゼミ生が、ちょっと真似してみたページ。
2009.11.19@都内某カフェ。作家、森見登美彦さんとその担当編集渡辺真実子さん(祥伝社)に、インタビューを行った。数時間に及ぶ長丁場をお茶一杯で粘った成果。
夏学期の活動をふまえて、冬学期は実際に方々に取材に行きました。フリーライターの永江朗先生、小説家・森見登美彦さん、講談社の太田克史さん。それぞれに取材させていただくことになった流れを回顧してみる。 |
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