関連年表: 全共闘運動 ~興隆と,その終息〜
東京大学での出来事を主として,「全共闘運動」の流れを簡潔にまとめた年表です。
(配布資料でも同じものがご覧いただけます。)
◆1967年(昭和42年)◆ | |
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1月26日 ~3月27日 | 東大医学部生,研修医による無期限ストライキ |
10月8日 | 佐藤首相ベトナム訪問阻止闘争(第一次羽田事件)。 京大生・山崎博昭が機動隊との衝突で死亡 |
12月19日 | 東大文学部,「暴力事件」を巡り学生処分を発表 | ◆1968年(昭和43年)◆ |
1月29日 | 東大医学部,無期限ストライキに突入 |
2月19日 | 春見医局事件 |
3月11日 | 医学部教授会が春見事件の学生処分を発表 |
3月28日 | 卒業式中止 |
4月15日 | 東大医学部,新入生から青医連(OB)まで計8学年がストライキに突入 |
5月23日 | 日大で初の200メートルデモ |
5月27日 | 日大全共闘の結成 |
6月15日 | 医学部全共闘が安田講堂を占拠 |
6月17日 | 東大・大河内総長が大学構内に機動隊を導入。占拠していた学生を排除 |
6月20日 | 機動隊導入に抗議する全学集会が開かれる |
6月26日 | 東大文学部が無期限ストライキに突入 |
6月28日 | 大河内総長,安田講堂で会見 |
7月2日 | 安田講堂が再占拠される |
7月5日 | 東大全共闘の結成 |
7月15日 | 全共闘,7項目要求を決定 |
7月24日 | 東大助手共闘の結成 |
8月10日 | 東大が「8.10告示」を発表 |
8月28日 | 医学部全共闘,医学部本館を封鎖 |
8月29日 | 読売新聞の記事について医学部生が抗議。読売事件に発展 |
9月10日 | 文学部学生の処分が解除される |
9月19日 | 工学部無期限ストライキ突入 |
9月27日 | 経済学部無期限ストライキ突入 |
9月28日 | 教育学部無期限ストライキ突入 |
10月2日 | 理学部無期限ストライキ突入 |
10月4日 | 薬学部,農学部,無期限ストライキ突入 |
10月12日 | 法学部無期限スト突入で,全学ストライキへ |
10月21日 | 国際反戦デー。新宿,防衛庁,国会周辺でデモ。新宿騒乱に騒乱罪の適用 |
11月1日 | 大河内総長とほとんどの評議員が辞任 |
11月4日 | 加藤一郎総長代行を選出。林健太郎文学部長がカンヅメ団交される (173時間軟禁。解放後,林文学部長は緊急入院) |
11月12日 | 総合図書館封鎖を巡って全共闘と民青系が衝突 |
12月1日 | 駒場共闘,駒場第八本館を封鎖 |
12月2日 | 加藤代行,「学生諸君への提案(加藤提案)」を配布 |
12月6日 | 入学試験中止の可能性が報道される |
12月25日 | 法学部スト解除 |
12月26日 | 経済学部スト解除 |
12月29日 | 文部省,東大入試中止の原則決定を発表 | ◆1969年(昭和44年)◆ |
1月9日 | 七学部集会を巡る学生衝突,機動隊再導入 |
1月10日 | 秩父宮ラグビー場で七学部集会。全共闘を除く学生が大学と確認書を交わす |
1月11日 ~14日 | 医・文学部を除く八学部で相次ぎストライキ解除 |
1月18日 ~19日 | 安田講堂攻防戦 |
1月20日 | 政府が東大入試の中止を決定 |
1月21日 | 駒場第八本館の封鎖解除 |
2月3日 | 医学部ストライキ解除 |
3月4日 | 教養学部教授会カンヅメ団交により,駒場に機動隊導入。学生41名逮捕 |
3月10日 | 文学部ストライキ解除 |
○参考・引用:
『プレイバック「東大紛争」』北野隆一著,講談社
『思想としての全共闘世代』小阪修平著,ちくま新書 ほか