リンダリンダ

by 有賀 雄大

ブルーハーツの詩はすごい。
聴くたびに泣いてしまいそうなくらいすごい。

高尚な芸術とはかけ離れた、凡人に向けてのメッセージである。
ちっぽけで不器用だが、純粋で美しい人間を力強くうたっている。

「リンダリンダ」より

「愛じゃなくても 恋じゃなくても
君をはなしはしない
けして負けない 強い力を
僕はひとつだけ持つ」

誰かを好きになったときは、これは「愛」なのか、「恋」なのか、と考え始めてしまうが、そう考え始めていることそのものが、その時点で愛なのである。

言葉は分解するとエッセンスを失う。

これは「愛」か、「恋」か。
では「愛」の定義とは何か。
損得勘定を完全に廃した純粋な欲求が愛か。
それは無意識の損得勘定や性欲とどう区別するか・・・・

このようにして、言葉を「分析」(どんどん細かく切り分けて、調べる)しはじめると、その言葉のもつ意味がどんどんわからなくなる。

それは、フルーツをを限りなく細かく刻んでしまうと、そのジュースがみなこぼれ出ていってしまう、というのに似ている。

愛じゃなくても 恋じゃなくても 君をはなしはしない、

きっとそれが「愛」なのだ!