本を読むのには体力が要る。
高校までは、そんな事考えもしなかった。僕はそこそこの質と量の本を読み漁ってきたと思う。中学の頃、一日一冊の小説を(中高生向けの軽いやつだが)読むなんてこともしてた時期があった。学校帰りの鈍行電車の中で、みなが試験勉強をする中で、独り宮澤賢治を読んだりなんかしてた。月刊雑誌フォーサイトや週刊AERA、NEWSWEEKも結構購読してた。
浪人生になってから、堅い本を読むのが面倒になった。それはこの一年は当然だろうと思っていた。受験勉強が生活の中心、いや生活そのものだったのだから。
だが、いざ大学に入って、モラトリアムをようやく享受できる立場になったというのに、前のような本を読もうという気力が湧かない。本棚には、今まで買ってきた本が手付かずのまま積まれている。
漫画しか読まなくなった、というわけでもない。むしろ、高校の頃の方がよほど漫画を読んでいた。週刊のジャンプ・サンデー・マガジン・チャンピオンは、少年とヤング、どちらも目を通していたし、ビッグコミック系列やモーニング系列もかなり目を通していた。お陰で高2の夏までは一日一時間はコンビニで立ち読みしていた。
この二ヶ月かけてようやく村上春樹の「国境の南 太陽の西」を読み終えた。昨年に一度途中で挫折して、再度読み返してのことだ。他に読了した本といえば、5冊もないだろう。
本を読む体力が、明らかに落ちている。
何故だろう、と考えると、前より明らかにPCの前に座っている時間が長いことに気付いた。PCと向き合ってネットサーフィンするだけで一日2~3時間は使っている。かといって、その分読書したのと同じだけの情報量を得られたかというと疑問だ。
これからしばらく、PC使用時間を抑えて、本を読む体力を鍛えなおそうと思う。
まずは今本棚に眠っている本から読んでいくつもりだ。それも、中身に関係なく、とりあえずの量をこなそうと思う。
紙のメディアの重みを再実感してきます。