駒場生は見たことがあると思うけど、立花ゼミでは今度の駒場祭に向けて壁を作った。
落書きから今の二十歳、若者の姿を写し取ろうとする試み。
今年の駒場祭は、この壁以外に
元二十歳だった大人達から「二十歳の君への宿題」を集めていたり(もし元二十歳の方が読んでいたら協力してください!)、
当日に向けていろんなことをやっていく。
Webサイトも素晴らしいものになっているので、是非見てほしい。
壁という言葉から連想したのはプロの壁、だった。
高校生の時「将棋の子」(大崎善生、講談社)という本を読んだことがある。
「将棋の子」は、時は10年以上前、奨励会を去っていった若者とその後、を描いた作品。
将棋界では「奨励会」というプロ養成組織がある。
将棋のプロは四段以上しかいない。
奨励会で6級~三段までのランクがあり、ここで勝ち抜いたごく一部の人がプロになる。
今は最後の関門三段リーグで30人以上いるうち、2人しかプロになれない。
(三段リーグは半年に一回、三段全員が参加するリーグ戦)
囲碁も将棋も、プロになるには年齢制限がある。
奨励会では○○歳までに○段、といったリミットがいくつかある。
クリアできなければ退会。
壁に阻まれ、道を変えていった若者たち。
そのことを思い出した。
二十歳と言えば、最近体操の内村選手の金メダルや囲碁の井山名人(七大タイトルでは史上最年少)が話題になった。
井山名人誕生のニュースが渋谷ツタヤのディスプレーに流れたのが個人的には驚き。
あと数日で同じ二十歳の仲間入り。何もできないけど。
奨励会員は誕生日を恐れるという。
理由は全然違うだろうが、何となく同じ感情を抱く最近。
課題だのやるべきことこなしているうちにその一日は来てしまうようだ。
年取りたくないという単なる甘え。
もう一度「将棋の子」を読もうと思った。高校の時とは将来の見え方も違っているから(大学の先なんて考えたことなかったし)、また違う感想を持つだろう…