星とたいふう

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朝から台風(ご無沙汰)~ALESS(初)~イタトマ(初)~基礎実験(初)~伊熊さんの近現代史(ご無沙汰)~近所の本屋の閉店セール(…)~隕石落下目撃(初!)~ブログ(初?)

今日昨日はやたら盛りだくさんな一日。何を書けばいいのやら

 

台風が通り過ぎて、「暴風晴」みたくなってる今日昨日のような奇妙な日が僕は大好きだ

台風には散々迷惑を掛けられてきたけど、台風の後に路上に不自然に木の葉だの木の枝だの散らかっているのを見るのが愉快でたまらない。確かに田舎ではベランダも壊されたし、玄関も吹き飛ばされたし、屋根も半分持っていかれて保険も大して下りなかったらしくて困ったけど、いつもは毅然として無表情で突っ立ていた我が家が廃屋となってしまっていかにもアンバランスに、首をかしげている姿はむしろ愛らしく美しくさえあった。台風は堅苦しい日常を字のごとく「壊して」くれるし壊れたものの存在自体が非日常を作ってくれて愉快だ。美しいと感じるのはいきすぎかなぁ

それから夜にも美しいものを見た

ちょうど父と電話しているとき、台風のため閉めていた雨戸をあけると、夜空に北極星よりも少し明るいぐらいの火の玉が現れて燃えつきながら落ちて行った。

えっ、NEWSになってないって!?

誰か撮ってないんだろうかあの映像・・・定点観測とかには映ってるのかなぁ

もう見るすべもないとしたらこの時代珍しいよねー都会の真ん中(かどうか定かではないが)で落ちた隕石の映像が見れないなんて

誰も見たことがないとしたらどうやってそれを証明すればいいのか

僕たちには科学という手段があるわけだけど、ALESS基礎実験では科学者は「誰も見たことのない世界を見せる」ものだなぁ と感じた。

hypothesisを立ててexperimentで証明をしていくという方法で我々は月の裏側までも見ることができるようになった。作りものでいいならきっと、今の科学技術で見れないものなんて、僕たちの想像には及ばないものなのだろう。見たいものだけ見ていてもきっと生きてゆける

けれどもこの世には見たくないものもたくさんあると思う

シャムシールで自分の頭をたたき割りながら、アメリカ帝国の滅亡を謳い、自ら失神して宗教的超越(殉教への意志)を得ようと街を行進するパキスタン人の映像なんて誰も見たいとは思わないだろう

僕が夏学期とった伊熊さんの近現代史を再び見に行ったのは、そうした「見たくない」ものが見れたからだと思う。おそらく与えられなければ見ないけど、インスピレーションを得るため観る必要のある映像 ということだろう。それにしてもネットを開いても、やはりほかに見たいものはたくさん用意されてあるから、そこまで気が回らないんだなぁ・・・

イタトマ・・・イタリアはローマの英雄トッティ・・・ユリウス・カエサル(Julius Caesar)の言葉は、中学生だった僕の心に突き刺さって、今も抜けないままでいる

「人間ならば誰にでも、現実のすべてが見えるわけではない。多くの人は、見たいと欲する現実しか見ていない。」

この言葉は僕の人格のネガティブな部分を形成するものの中で大きな比重を占めている。僕はカエサルのせいでネガティブになった。「死せる公明~」とかいうやつである。もっとも僕は司馬懿忠達のように聡明ではないが

カエサルはローマ共和政末期の危機を、おそらく幻想ではなく、現実のローマの状況を見ていたそのほかの政治家たちも見抜けなかった危機の本質を見抜いていたからこそ、帝政ローマの礎となれたのだと思った。偉大な人物は誰にも見えない現実を、見ている。だから自分も裏の現実を見ようと努めた

近所の本屋の閉店セールで30%offのCDを買いつつ、カウンターの定員の笑顔は僕には作り笑顔に見えた・・・本当は違うかもしれない。しかしそういうバイアスがかかってしまうので厄介な性格だ

しかしながらどんなに頑張っていてもきっとみえないものがあると思う

見ようとしてないことにすら無自覚であるもの

それは実験に影響を与えるunexpected variableのようなものかもしれない

カエサルの言葉をうのみにするなら、それらが台風となって、隕石となって人間界に落ちてきても希望はないことになる。僕はその様子も美しいと思うのか?

僕の買ったCDのタイトルは”The Dark Side of the Moon”(邦題;「狂気」←名訳!)Pink Floydの大⁵傑作。30%になるまで待ってました、ハゲワシのように。そりゃ後ろめたくもなるかな

科学が月の裏側を見るなら僕の「狂気」も見れるようになるかもしれない。しかし#9Eclipseでロジャーは云う「あの太陽のもと すべては調和を保ってる だが その太陽は徐々に月に浸食されていく」

う~んやはり何かある?あるならそれを探したい

金子みすゞさんの詩は美しい

青いお空の底深く、

海の小石のそのように、

夜が来るまで沈んでる、

夜のお星は目に見えぬ。

見えぬけれどもあるんだよ。

見えぬけれどもあるんだよ。

 

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