February 2012
M T W T F S S
« Jan    
 12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
272829  

Categories

ルロワ・グーラン『身ぶりと言葉』(ちくま学芸文庫,2012)

 
 
ルロワ・グーランの『身ぶりと言葉』をようやく手に入れる。
絶版を知って以来数年間必死に探し回った本だったが、ちくま学芸文庫でついに復刊された。

ちなみにこの本、松岡正剛さんが「千夜千冊 [...]

視覚と音楽

 
ベートーヴェンのエグモント序曲を再び勉強していた。
「ああ、これは凄いな。」と思ったエグモントの演奏は三つ。
三十年前の師匠のレッスンでの演奏と、フルトヴェングラーの演奏、そしてジュリーニの1976年9月5 [...]

黒井千次『時代の果実』(河出書房新社)

 
週刊「読書人」の書評でも取り上げさせて頂いたが、黒井千次『時代の果実』は本当に素敵な一冊だ。
全編、筆者の回想(それは戦後の風景であったり、作家との交流であったり)から成り、淡々とした筆致の中に溢れんばかり [...]

リルケの「秋」

 
急速に陽が短くなり寒さが傾く日々、久しぶりにリルケの『形象詩集』を棚から取り出す。「秋 Herbst」が読みたくなった。
 
 

Die Blätter fallen, fallen [...]

トゥーサン『愛しあう』再読

 
朝六時までベートーヴェンの「エグモント」序曲を勉強していたら目が冴えてしまったので、
珍しく浴槽にお湯を張って、ゆっくりと浸かりながらトゥーサンの『愛しあう』という小説を読んでいた。
原題はfaire l& [...]

布団の国の王様

 
珍しく風邪を引いた。
38度という高熱を久しぶりに経験して、一日中ずっと家に籠っていた。
 
風邪を引いて布団に寝転んでいると、必ず思い出す小説がある。
「童謡」という小説がそれだ。これを初めて読 [...]

「戦争と文学」講演会@早稲田大学大隈講堂

 
早稲田大学大隈講堂で立花先生の講演会の助手をしてきました。
大隈講堂の舞台の上に昇るのはもちろんはじめて。よく考えたら東大の安田講堂にも昇った事がないかもしれません。
舞台の上から客席を見ると二階席までかな [...]

ハイデガーの面白さ。

 
ハイデガー、というのは僕にとって近付き難い哲学者の一人でした。
『存在と時間』の邦訳は浪人していたころから持っていたし、色々な文脈でハイデガーの名前が出てくるにつれ
「読まねば」と思い続けていたのですが、そ [...]

きみ、ツィオルコフスキーについて知ってる?

 
猫ビル(立花隆事務所)で作業を少しして、帰ろうと思ったところで、
「きみ、ツィオルコフスキーについて知ってる?」と立花さんに呼び止められた。
 
立花隆の話はいつも唐突だ。さっきまでアウシュヴィッ [...]

休学という選択、夢中になれるもの。

 
東京大学を休学することにしました。
何を突然、と思われるかもしれませんが、実はずっとずっと考えていたことです。
 
立花隆のもとで、一年間助手をして過ごします。
立花さんと一緒に日本を飛び回りなが [...]

Il faut être voyant.

 
アルチュール・ランボーのドメニー宛書簡より。
 
「というのも、〈私〉は一個の他者なのです。(JE est un autre) 銅がめざめてラッパになっていても、なんら銅が悪いわけでは
ありません [...]

ヴェルディ『La Traviata 椿姫』@新国立劇場

 
「夕鶴」に続いて、「椿姫」を見てきました。
椿姫といえば、これまた良く知られたオペラで、原作となっているアレクサンドル・デュマによる小説も今に至るまで読み継がれているもの。
ですが小説とオペラの内容は結構違 [...]

ジャン・コクトー『ぼく自身あるいは困難な存在』 ― 賛辞としてはただ一つ、魔術師。

 
久しぶりに、背筋が震えるような本に出会った。
ジャン・コクトーの『ぼく自身あるいは困難な存在』(ちくま学芸文庫)という一冊だ。ジャン・コクトーについては『恐るべき子供たち』を
読んだだけで彼の他の本は知らな [...]

日曜日のすごしかた。

 
久しぶりに予定の無い日曜日だった。
昼前までゆっくりと寝て、ゆるゆると布団から這い出て家事をし、着替え、Pierre Bourdieu – Agent provocateur -という本一冊と
[...]

ポール・リクール『記憶・歴史・忘却』(2004,新曜社)

 
最近読んで衝撃を受けたのがこれ。原題はLA MEMOIRE,L’HISTOIRE,L’OUBLI.
上下巻に分かれており、分厚さだけでも衝撃的なのですが、中身はもっと凄いです。まだ理 [...]