August 2014
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<マニラ滞在記9日目・10日目>マニラ交響楽団との合同コンサート

 

マニラ9日目は午前にBellvueホテルのプールで泳いでリフレッシュしたのち、午後はマニラ交響楽団との第二回合同リハーサルでした。夜はアジア最大級のモール、Mall of Asiaにてオイスター料理を堪能。

 

そしていよいよ最終日となるマニラ10日目。UUU&マニラ交響楽団合同で、歴史あるリザール・パークのオープン・オーディトリアムでの演奏会で す。開演の少し前になって豪雨に見舞われるというアクシデントもありましたが、演奏がはじまるころにはちょうど雨が上がりました。

当日のプログラムは以下になります。

1.両国国歌
2.小長谷宗一:「スターパズル・マーチ」
3.楽器紹介&口笛を吹いて働こう&パッヘルベルのカノン
4.薮田翔一:「Rewire」(ヴァイオリン:白小路紗季/世界初演)
5.Let It Go(ヴォーカル:氷置晋/Cups:Child Hope Asiaの子どもたち)
6.「Gaano ko ikaw kamahal」(ヴォーカル:氷置晋)
7.渡邉浦人:交響組曲「 野人」より第三楽章「踊り」
8.グラズノフ:「ヴァイオリン協奏曲」(ヴァイオリン:白小路紗季)
9.エルガー:「威風堂々第一番」(合唱:マニラグリークラブ&セントポール大学合唱団)
10.中川真文:Music Unites The World(UUUテーマソング)

ベルリンフィルのヴァルトビューネコンサートを観て以来、野外で大編成で演奏することに憧れ続けていたこともあり、指揮台に立つたび、喜びと感謝を噛み締めて棒を取っていました。とりわけ、照明に彩られたステージに歩いていって 「君が代」を振り始めたときの感慨は言葉にし難いものがありました。終演後にマニラ交響楽団の方が、「最初見たときは若い指揮者だなと思ったけれども、コンサートが終わった今、俺は確信している。お前はGreat Conductorだ!」と声をかけて下さったことも本当に嬉しかった。未熟な身ではあるけれども、師が教えて下さった指揮は、あるいは音楽は、間違いなく国境や言葉の壁を越えるものだった。

 

気迫のこもった「野人」の響きが、Let it go&Cupsで共演した子供たちの誇らしげな表情が、共演した奏者の一人一人と音楽の中で目を合わせて笑えたあの幸せが、一夜明けた今になって 鮮烈に蘇ってきます。Gaano ko ikaw kamahal(How much I love you)を口ずさんで、悲しくもないのに視界が滲んでしまう。夢のような時間だったけれど、あれは確かに現実のものだった。Let it goの動画のリンクを以下に掲載しておきます。https://www.youtube.com/watch?v=iW2c_6bFwJU

終わってしまったことに寂しい気持ちもしますが、しかし同時に、寂しさを遥かに上回る充実感に満たされています。マニラでの日々を支えて下さった方々、一緒に演奏して下さった皆さん、本当にありがとうございました。忘れ難い時間を共に出来たとすれば、これ以上の幸せはありません。

 

Let It Go & Cups with CHAPS Student

Let It Go & Cups with CHAPS Student

Glazunov.

Glazunov.

小学校時代の友人にして大好きなヴァイオリニスト、白小路紗季さんとグラズノフのヴァイオリン協奏曲。こんな日がやってくるとは想像もしませんでした。

小学校時代の友人にして大好きなヴァイオリニスト、白小路紗季さんとグラズノフのヴァイオリン協奏曲。こんな日がやってくるとは想像もしませんでした。

合唱入りの威風堂々。150人近くのオーケストラとなりました。

合唱入りの威風堂々。150人近くのオーケストラとなりました。

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