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Joint Security Areaのレポートを出してみた。

 

 今日はソフトボールがフットサルに変更だったので、朝は体育館へ。

雨上がりのあとの体育館は蒸し暑くて、かなり不快指数の高そうな気配が漂っていたが、

和気あいあいとフットサルとドッジボールを楽しんだ。そういえば、体育館に移動するまえに、

この授業が一緒の人から「ブログやってますよね。」と言われてビックリした。話を聞いてみると

駿台で塚原先生(リンクを貼って頂きました)の授業を受けたことがある人らしく、塚原先生のホームページから

このブログに飛んできたらしい。世界は狭い。

 三限は政治の授業だが、毎回自主休講にして自分で政治学の本を読んだり関係ない本を読んだりして休憩している。

今日はついついまた生協で本を買ってしまった。

S・ワインバーグ『宇宙創成はじめの三分間』(ちくま学芸文庫,1993)

金森修『ベルクソン 人は過去の奴隷なのだろうか』(NHK出版,2003)

門脇俊介『フッサール 心は世界にどうつながっているのか』(NHK出版,2004)

の三冊である。NHK出版の二冊は、哲学のエッセンスシリーズの本だが、前に読んだ檜垣立哉のドゥルーズが良かったので

もっと読んでみようと思って買ってみた。ベルクソンの方はすでに半分ぐらい読んだが、半分の時点でかなり面白い。おすすめです。

書籍購入後、四限で提出するためのレポートを印刷した。「映画を見て、思ったところを800字で述べよ」という課題だったのだが、

800字でA4に書いてみたところ下半分が余ってしまい、何ともやる気のなさそうな見かけのレポートになった。

フォントを大きくするという手もあったのだが、あんまり大きいフォントは見栄えがよろしくないので、フォントは通常のまま提出。

内容的にはこんな感じ。

 

【Joint Security Areaを見て】

この映画を見て、まず最初に私は「南北が分断されていることの虚しさ」と、「それを統合することの難しさ」を感じた。

頻繁に映る板門店の境界線。こんなに北と南は近いところにあるのに、すぐ向こうも見えるのに、入ることはできない。

入れば戦争が待っている。分断線を越えた瞬間に戦争が始まる緊張感をこの映画から感じた。

(それは分断線が映るシーンだけでなく、地雷を除去するシーンにおいても顕著である。)

  

 近いのに遠くて、見えるのに入れない。

だが、共産主義と資本主義といったように、イデオロギーが全く異なる国家であっても、人間は人間なのだ。

 

映画の中にも描かれていたが、人間は美味しいものには惹かれるし、美しい女性を見てはみな声をあげて羨ましがる。

 

銃を構え、時に人を殺すことを日常とした限界状況にあっても、人間は人間らしさを持っていて、イデオロギーの違いなど

 

関係なしに同じ人間として話しあうことが出来るに違いない。ちょうどラストのモノクロの写真において、奇跡的に一枚の

 

写真に収められたあの四人の視線が同じ方向を向いているように。映画は悲しい結末に終わってしまうが、

 

その悲しさ以上に、私は人間が人間として話し合うことの可能性を感じた。

 

そしてまた、この映画からは南北問題そのものだけでなく、映画の中で「中立国の人道主義とは何なのか」と問う部分

 

があったように、世界の南北問題への関わり方に対する問題意識を喚起された。

 

 

 

  何よりも、この映画を見た後には、私(そして日本人)が、徴兵制を経験していないのだという事を切に感じずにはいられない。

 

徴兵制なき日本人にとっては、戦争というものを他人事のように感じるかもしれないが、南北の人々にとっては戦争が

 

一部の人々の仕事ではない。まさに自分の命をかけたものである。その違いは言葉にならないほど大きい。

 

南北の戦争を問題にする時には、決して、南北において徴兵制が採用されている事を忘れて話してはならないと固く思った。

                                                                    (809字)

 

 本当はもっと書きたい事があったのだが、映画の分析になってもいけないので字数と相談してこれぐらいに留めておいた。

主演女優のイ・ヨンエがかなり美人だとか、〇〇が☆△▽するところ(ネタばれのため伏せ字)のショットが陳腐すぎる、とかね。

第一章:Area→第二章:Security→第三章:Joint というふうに、Joint Security Area の名前を逆にして

チャプターを構成したのは上手いなあと思った。チャプターの名前とチャプターの内容がいい感じでハマっている。

 

 五限は高等動物の比較生物学。今日のテーマは「競走馬の運動科学」である。

「この授業を聞いても馬券が当たるようになったりはしません、僕も全然当たらないんだから・・・」と話された教授の後ろ姿が

ちょっと悲しそうだった。競走馬の運動科学以上に、教授の馬に対する秘められた愛をひしひしと感じた一時間半。

 

 さて、今からプロとの再戦に行ってくる。

今日はいつもとボールのラインナップを変えて、ドライ-ミディアム用にThe Break Pearl、ミディアム用にSoralis、

ミディアム‐ヘビーにBlack Pearl Reactiveで行く。スペアボールはいつものNo Mercy Violent(寿命)である。

経堂がヘビーになることは考えられないので、曲がる球はお留守番。200Ave超えるべく頑張ってきます。

 

 

       

2 comments to Joint Security Areaのレポートを出してみた。

  • 木製の鉄

    ブログの内容と全く関係ないけれど、『Fruitless Fall ハチはなぜ大量死したのか』って本を読みました。
    なんか自分が妙にハチに詳しくなれたような気がします。あと、ジワジワと犯人を追い詰めていくようなストーリー展開はやっぱり面白いです。解説で福岡伸一が「近年読んだ科学ノンフィクションの中でも出色」とコメントしているだけあるなあと思いました。

  • 木許 裕介

    面白そう!読んでみようかな。
    今必死に書いてる宇宙科学のレポート用の参考文献を読み終わったら
    買ってみる事にします。またおススメの本を見つけたら是非教えてください。

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