平和都市・宇都宮に行ってきました
栃木県宇都宮市。新幹線も止まる大都市だ。
宇都宮と言えば餃子・・・くらいしか、九州出身の僕には、イメージがなかった。
まして、海沿いでもないのに戦争遺跡があるなんて、思ってもみなかった。
・・・中島飛行機の地下工場が、戦時中宇都宮に作られた。
そこは、山の中に突然現れる。ピラミッドの石室もびっくりの、真っ暗闇の巨大地下空間である。本当に古代文明の遺跡に来た感じがする。米軍も、まさかそんなところに工場があるとは思っていなかったらしく、工場周辺は爆撃時の標的にもならず、終戦まで無傷だったらしい。この遺跡が本当に壮大で、久々に、トンデモナイ物を見た気がした。
宇都宮の、他の戦争遺跡もいろいろと見て回ったが、戦争がいかに悲惨かは、言われるまでもなくよく知っている。なので、僕にとっては、そういうところを見て回るのは、半分観光みたいなもの。むしろ宇都宮の文化についてや「大谷石」について、新しい発見が多かった。
あえて「観光」と言ったのは、僕は長崎出身なので、平和教育を(言い方は悪いが)嫌というほど受けているからだ。戦争の話は聞き慣れていて、どんなことを聞いても、ほとんどは、あまり大きな衝撃はなくて、したり顔に、「戦争ほど無益なことはない」「戦争に『勝者』など存在しない」という考えを再確認するばかりだ・・・。
戦争の悲惨さを認識していながら行動を起こさない自分と比べ、ボランティアでガイドを務めてくださった現地の方の熱意は本当に素晴らしいと思う。せめてこの記事を書くことで、戦争をしないことの大切さ、ありがたみを、皆さんに分かっていただければ、と思って、今日は書いた。
理想論から外れるが、世の中は争いに満ちている。人々の視点がどんどんグローバル化する現在、「平和」は、我々が互いに多少の妥協を繰り返しながら均衡を保たなければ、そう長くは続かないだろう。(長いスパンで考えれば、平和であることがいかに有益であるかに人々が気づいて、自動的に「平和」な状態に収束していくかもしれないが・・・しかし、近未来にすぐに平和な地球になるとは、なかなか想像し難く、世の中の気風は、時代に応じてアップダウンすることだろう。・・・「ダウン」状態のときに、戦争をおっぱじめないように保たなければならない。だからこそ、こういう草の根的活動は重要だし、もっと気軽に人々の目に触れるようにしていくべきだと思う)
ただ、さっき僕は「行動を起こさないでいる」と書いたが、(単なる自分の感覚で、軽々と)デモみたいなことはしたくないのだ。それをやると、僕の心は、無意識のうちにどちらかの「味方に付く」ことになってしまう気がする。どんなに考えが違う人間が目の前に現れても、「●●しろ!」とデモをした段階で、互いが分かりあえる可能性から遠ざかると、今の時点では思うのだ。
もっと優しく、人々の心をとらえる方法で、平和を訴えられれば良いのだけど・・・何かできないかな・・・。
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