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	<title>KENBUNDEN  -東京大学 立花隆ゼミ-　見たい、聞きたい、伝えたい。東大生の好奇心！ &#187; 貧困と東大</title>
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		<title>宿舎</title>
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		<pubDate>Thu, 08 Jul 2010 12:13:28 +0000</pubDate>
		<dc:creator>朝倉 彰洋</dc:creator>
				<category><![CDATA[貧困と東大]]></category>

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		<description><![CDATA[<a href="http://kenbunden.net/wpmu/blog/2010/07/08/dorm/"><img align="left" hspace="5" width="150" src="http://kenbunden.net/wpmu/files/2010/07/P1000946-300x225.jpg" class="alignleft wp-post-image tfe" alt="三鷹国際学生宿舎" title="三鷹国際学生宿舎" /></a>ここでは、東京大学の提供する学生用宿舎について記述する。
親元を離れ一人暮らしをしながら学生生活を送る最大の経済的障壁は、特に東京のような都市部の場合、家賃である。東京大学駒場キャンパスがある京王井の頭線沿線の学生が利 [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>ここでは、東京大学の提供する学生用宿舎について記述する。</p>
<p>親元を離れ一人暮らしをしながら学生生活を送る最大の経済的障壁は、特に東京のような都市部の場合、家賃である。東京大学駒場キャンパスがある京王井の頭線沿線の学生が利用する平均的なフロ・トイレがあるアパートの家賃は安くても5万円台後半である。月額5万円だとしても、一年で60万円、授業料よりも大きな金額である。本郷キャンパス周辺ではより都心に近づくためもう少し家賃が高い。</p>
<p>そのため、東京大学が提供する学生宿舎には定員に対して数倍の応募が寄せられる。選考基準は公表されていないが、学生に配布される資料を読む限りは、授業料免除と同様に、経済的困窮度が大きく影響するようである。また、実家からの通学時間が90分以内の者は基本的に選考の対象にならない旨が応募書類に記されている。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>1. 三鷹国際学生宿舎</p>
<p style="text-align: left;"><a href="http://kenbunden.net/wpmu/files/2010/07/P1000946.jpg"><img class="aligncenter size-medium wp-image-1935" title="三鷹国際学生宿舎" src="http://kenbunden.net/wpmu/files/2010/07/P1000946-300x225.jpg" alt="三鷹国際学生宿舎" width="300" height="225" /></a></p>
<p>東京大学が東京都三鷹市に所有する宿舎。旧三鷹寮の敷地を利用して1993年に建設された。入居対象は主に駒場キャンパス、教養学部の学生である。東京大学の1,2年生は全員が教養学部に所属するため、1,2年生は全員が入居する資格を持つ。現在ではA棟からF棟に全個室605部屋の収容能力を持っている。日本人学生と留学生の比率は７：３となっており、1,2年生の場合は一学年およそ200人程度が入居できる。</p>
<p>家賃や光熱水費の基本料金などの固定費は月額10500円(2009年度)である。</p>
<p>最寄り駅は京王井の頭線三鷹台駅（徒歩30分、自転車10分）またはJR吉祥寺駅（徒歩50分、自転車20分）である。多くの学生は無料駐輪場のある三鷹台駅を利用している。また、家賃が非常に低いため、最寄り駅までバスを利用する学生もいる。駒場キャンパスからのアクセスは一見良い場所ではないが、バス路線が充実しているので駒場キャンパスまで40分から1時間程度。</p>
<p>2. 豊島国際学生宿舎</p>
<p><a href="http://kenbunden.net/wpmu/files/2010/07/P1010614.JPG"><img class="aligncenter size-medium wp-image-1939" title="豊島国際学生宿舎" src="http://kenbunden.net/wpmu/files/2010/07/P1010614-300x225.jpg" alt="豊島国際学生宿舎" width="300" height="225" /></a></p>
<p>東京大学が東京都豊島区に所有する宿舎。豊島学寮の敷地を利用して2003年に建設された。同じ敷地内に豊島学寮(閉寮予定)がある。入居対象は主に本郷キャンパスの学生である。入居定員は200人で、日本人学生と留学生の比率は７：３である。少ない定員を更に学部生と大学院生で分け合うため、三鷹宿舎に入居できた学生も大部分が入居できないという問題がある。家賃は月額1万円。</p>
<p>本郷キャンパスまで電車で45分、自転車で25分程度。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>3. 新追分国際宿舎（予定）</p>
<p>老朽化した白金学寮・豊島学寮を代替するため東京都文京区に建設中(2009年11月現在)の宿舎。入居定員は210人を予定。一部を外国人研究者用に割り当てる。</p>
<p>4. 学寮</p>
<p>古びた相部屋などのいわゆる大学寮のイメージにあてはまるのは学寮である。かつては駒場キャンパスには駒場寮があり、三鷹寮、白金学寮、豊島学寮ほかにも東京大学のキャンパス周辺には学寮が多数あった。老朽化などの理由でその多くはすでに取り壊されており、2010年にはすべての学寮が閉鎖される予定である。代替として、三鷹、豊島に学生宿舎が建設された。</p>
]]></content:encoded>
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		</item>
		<item>
		<title>学生へのインタビュー</title>
		<link>http://kenbunden.net/wpmu/blog/2010/02/19/interview/</link>
		<comments>http://kenbunden.net/wpmu/blog/2010/02/19/interview/#comments</comments>
		<pubDate>Fri, 19 Feb 2010 03:00:37 +0000</pubDate>
		<dc:creator>朝倉 彰洋</dc:creator>
				<category><![CDATA[貧困と東大]]></category>

		<guid isPermaLink="false">http://kenbunden.net/wpmu/?p=1783</guid>
		<description><![CDATA[<a href="http://kenbunden.net/wpmu/blog/2010/02/19/interview/"><img align="left" hspace="5" width="150" height="150" src="http://kenbunden.net/wpmu/wp-content/plugins/thumbnail-for-excerpts/tfe_no_thumb.png" class="alignleft wp-post-image tfe" alt="" title="" /></a>「貧困と東大」のチームで行った東京大学三鷹国際学生宿舎でのアンケート。多くの回答の中に、ひとつだけ、メッセージとともに連絡先が書かれていた。
「協力できることがあれば、他にもアンケートや質問に応じます。」
私たちはそ [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p align="left">「貧困と東大」のチームで行った東京大学三鷹国際学生宿舎でのアンケート。多くの回答の中に、ひとつだけ、メッセージとともに連絡先が書かれていた。</p>
<p align="left">「協力できることがあれば、他にもアンケートや質問に応じます。」</p>
<p align="left">私たちはそこに書かれた連絡先にメールを送り、大学入学までにどのような人生を歩んで来たのかを尋ねた。</p>
<p align="left"></p>
<p align="left">返事はすぐに返ってきた。</p>
<p align="left">小学2年生の時に父親を亡くし、母子二人で生きて来た。その上母親は長時間働くことができない身体。それでも「知識は重たいものではないから」と言われ、勉強を重ね、東京大学に現役で進学した。</p>
<p align="left">テレビゲームはなかったけれど、周囲の人々に支えられ、努力を重ね、いまを掴み取った。</p>
<p align="left">「お金持ちでなくても東大で学べる」それを地で行っている。</p>
<p align="left">今のところ（まだ入学して２か月ちょっとですが）、大学生活には満足していますし、充足感でいっぱいです。</p>
<p align="left">どうせなら何事もポジティブに考えた方がいいと思っているので。</p>
<p align="left"></p>
<p align="left"></p>
<p align="left">私たちは、この非常に力強く前を向いた若者にインタビューを申し込んだ。</p>
<p align="left">ここにそのインタビューでのやり取りを記す。ただし、プライバシーの観点から一部削除改変した部分がある。</p>
<p align="left"></p>
<p align="left"><strong>大学入学まで</strong></p>
<p align="left"><em>#あなたの生い立ちについて、大学入学前まで時系列に沿った形でお話しください。</em></p>
<p align="left"></p>
<p align="left">最初は普通の家庭でした。両親とも大学を出ていません。</p>
<p align="left">小学校2年生のときにいわゆる過労死で父を亡くしました。結構突然でしたが小学校2年生なのであまり覚えていません。</p>
<p align="left">全く働けないというほどではありませんが、母はあまり身体が丈夫ではりませんでした。父を亡くした時に「働くかわりにテレビゲームを買うとかいろいろ遊ぶ生活がいいか、働かないでちょっと苦しい生活にはなるけれど一緒に過ごせる生活がいいか」ということを相談して、私は後者を選びました。まだ小学生だったので。ここで母に働いてもらうという選択をしていたら、たぶん私は東大に来ていないでしょう。小学校の5，6年生のときにグレかけたので。それからは遺族年金で暮らしてきました。でもお金のことで細かいことはわかりません。特に苦しい、困っているという感じはありませんでした。</p>
<p align="left">中学生の時に塾に通い始めましたが、私自身は行かなくてもいいかなと思っていました。学校の勉強だけで賄えていたし、それなりの成績はとっていましたから。しかし、母から「能力があるんだったら能力を発揮しないのはもったいない」と言われて、せっかくだしちょっと行ってみようかなという感じで始めました。</p>
<p align="left">高校は公立の進学校に進みました。高校でも塾に通っていました。授業料は一部免除されていました。1，2年生の時は地元の国公立大学に行けたらいいかな、と思っていたのですが、頑張って勉強していたら十分に成績が伸びたので、東大を受けました。どうせなら高いレベルに挑戦したいというのが大きな理由です。だから、これがやりたいから東大ってことはありませんでした。逆に、東大は進学振分があるおかげで1，2年生の間は学部学科が決まっていないことが魅力でした。</p>
<p align="left"></p>
<p align="left"><em>#大学入学までにお金に困ったという体験はありませんでしたか？たとえば、高校生になると交友範囲が広がったり、携帯電話を持ったりしてお金がかかりますよね。</em></p>
<p align="left"></p>
<p align="left">中学校の友達の方が遊ぶ感じだったので、高校に入ってからは特に言うほど交際費はかからなかったと思います。進学校だとみんな勉強で忙しいですからね。携帯電話も持っていましたし、普通の高校生活を送りました。テレビゲームをやらなければ音楽もあまり聴きませんでしたし困ったということはありませんでした。</p>
<p align="left"></p>
<p align="left"><em>#高校の時にも奨学金を受けていましたか？</em></p>
<p align="left"></p>
<p align="left">ふたつの奨学金を受けていました。</p>
<p align="left">ひとつは、高校の同窓会の奨学金です。同窓会は先生が教えてくれて、同窓会で学業優秀でそれなりにお金の少ない生徒に奨学金を与えていますがどうですか、という相談をいただきました。高校2年生の時です。選ばれたのは学年で2，3人程度でした。月に1万円くらい、卒業まで奨学金を受けました。</p>
<p align="left">もうひとつは、こちらも先生から紹介していただいたのですが、企業かなにかが財団を作っていて、その財団から奨学金をいただきました。学校の中で3人くらいの枠でした。金額は、同窓会より多かったのですが5万円とかはもらっていませんから2,3万円くらいでしょうか。こちらは高校3年間でした。</p>
<p align="left"></p>
<p align="left"><em>#経済的な面で先生や学校がいろいろと助けてくれたということですね。</em></p>
<p align="left"></p>
<p align="left">自分でも掲示板とかに（募集要項などが）張ってあるのを見たりはしましたが、先生方からいただいたご支援は大きいと思います。けっこう先生には恵まれました。よかったです。高校の時に奨学金をいただいていたところとは別のところからですが、大学に合格したら奨学金を支給しますという約束をいただいていたので、大学生活にお金の心配はしていませんでした。</p>
<p align="left"></p>
<p align="left"><em>#奨学金や授業料免除を受けていると、事務手続きや集会などで出会った人が自分と同じような境遇にあるとわかると思います。高校の友達などで、そういうつながりはありましたか。</em></p>
<p align="left"></p>
<p align="left">一人や二人はいました。でも普段そういう話をしませんよね。</p>
<p align="left"></p>
<p align="left"><em>#友達との間で、どうしてそういう話が出ないのでしょうか。</em></p>
<p align="left"></p>
<p align="left">そういう話をする空気にならないのもありますが、私の感覚でいうと、そんなことで何かあった時に「あいつはそういう家だから」とかわいそうな目で見られるも嫌だし、付き合い悪いのもそういうことなのかなと思われるのは嫌ですよね。私自身に対してあからさまにはそういうことは無いでしょうが、裏で言われてそうですよね。何となくですけど。</p>
<p align="left"></p>
<p align="left"><em>#ここまでで大学入学前のお話をうかがいましたが、自分の人生に対する現状認識が大きく変わったり、将来設計が大きく捻じ曲げられたりということはありますか。</em></p>
<p align="left"></p>
<p align="left">特に悪い方向に曲がったことはありません。たぶん父が生きていたら東大には来ていなかったと思います。別の人生だったでしょうね。</p>
<p align="left">だけど、やっぱり人に恵まれていました。周りの人もそうだし、先生、学校の先生に当たりが多かったんですよ。勉強が好きになったのも、小学校の先生が珍しく理系の先生で、理学部を出た先生だったんです。それで数学とか理科とかが好きになりました。</p>
<p align="left">好きって伸びるじゃないですか。それが大きかった。その調子で今までどんどん進んで来ました。</p>
<p align="left"></p>
<p align="left"><em>#すると大学入学前にはお父様が亡くなられたところ以外は普通の人生を送られて来られたと？</em></p>
<p align="left"></p>
<p align="left">そうですね。普通の学生です。すいません（笑）ほかの人から見たら違うのかもしれないけれど、特に困ったこともないし。</p>
<p align="left"></p>
<p align="left"><em>#お金がないからといって、大学にいけないということは無いと。</em></p>
<p align="left"></p>
<p align="left">そういう固定観念はまずいと思います。お金がないということと、大学にいけないということに多少は関係あるけれど、そんなに密接には関連していないと思います。</p>
<p align="left">それなりにお金がなくても（奨学金や授業料免除のような）そういう支援はいっぱいあるし、探せば見つかると思います。</p>
<p align="left"></p>
<p align="left"><strong>大学入学後</strong></p>
<p align="left"><em>#あなたは進学のために上京されて、今お母様はどのような生活をしているのですか？</em></p>
<p align="left"></p>
<p align="left">一人でさびしいとは思いますが、特には。一人で話し相手がいないので習い事を始めたとか。浪人する可能性もあったのでちょっとはまとまったお金が用意してあったみたいです。私もできるだけ帰省するようにしています。一人だとこっちも不安ですし。</p>
<p align="left"></p>
<p align="left"><em>#それで東京に来ますよね。そこで入学前とのギャップに驚いた、ということはないですか。例えば、大学に入ってしまうと奨学金の情報なんてたくさんありますよね。他には友達がすごい勉強をしているとか。印象に残っていることありますか。</em></p>
<p align="left"></p>
<p align="left">友達のバックグラウンドが違いますよね。二浪しているクラスの友達はお父さんが国交省の官僚だそうで、3階建ての大きな家に住んでいます。</p>
<p align="left"></p>
<p align="left"><em>#住所が国会議員宿舎の人もいますよね（笑）あとは数学オリンピック金賞とか。</em></p>
<p align="left"><em>#ほかに、高校時代は考えてもいなかった進路を考えたとかいうことはありますか？</em></p>
<p align="left"></p>
<p align="left">高校時代から進路はそんなにバチッと決まっていたわけじゃないので。でも大学に来てからの方がいろいろ視野は広がりますよね。高校時代は知らなかったけれど、こんな道もあるんだとか。</p>
<p align="left"></p>
<p align="left"><em>#大学生になると見える景色が違いますよね。</em></p>
<p align="left"><em>#大学に入ってからお金に困っていることもないのでしょうか？</em></p>
<p align="left"></p>
<p align="left">いまのところそれはないですね。おかげさまで。そんなに苦しいとか感じるほどではありません。</p>
<p align="left">節約しなきゃと思うことは多少ありますが、贅沢をしようとは思わないので、そこまで切りつめないといけないという感じではありません。</p>
<p align="left"></p>
<p align="left"><em>#アルバイトはしていますか？</em></p>
<p align="left"></p>
<p align="left">していません。給与の奨学金を月5万円もらっているので。</p>
<p align="left"></p>
<p align="left"><em>#普通、奨学金というと学生支援機構（旧・日本育英会）の貸与奨学金を指すと思いますが、こちらは使っていますか？</em></p>
<p align="left"></p>
<p align="left">使っていません。奨学金のほかには、ひとつ口座を持っていて、残高が無くなったら母が足してくれます。</p>
<p align="left">あとは三鷹寮(*)の家賃が1万円というのが大きいですね。（*通称。正式には三鷹国際学生宿舎）</p>
<p align="left">でも本郷に行ってからが大変ですよね。</p>
<p align="left"></p>
<p align="left"><em>#私はもう本郷(*)に行ってしまうので部屋を探しているのですが、あんな家賃は絶対にありえませんよ。三鷹寮には学生は本当に感謝していますよね。(*東大のほとんどの学生は1,2年を駒場キャンパス、3年以降を本郷キャンパスで学ぶ。本郷には大きな宿舎がないため、多くの三鷹寮生は普通のアパートを借りることになる)</em></p>
<p align="left"></p>
<p align="left"><em>#大学に入ってからの人付き合いはどうでしょう。コンパに参加すれば一回数千円は飛んでいきますよね。</em></p>
<p align="left"></p>
<p align="left">しょっちゅうは行かないけれど、それなりには参加しています。テストの後とか駒場際の後とかありますね。お金がないからいけないということはありません。そんなに毎週毎週やっているわけではないですから。</p>
<p align="left"></p>
<p align="left"><em>#サークル活動は何かしていますか？</em></p>
<p align="left"></p>
<p align="left">科学の楽しさを伝えるサークルをやっています。そのサークルにしたのは、私は小学校から理科が好きで、それと教えることがけっこう好きなんです。小学校中学校では将来の夢は学校の先生でした。理科が好きで、教えるのが好きで、チラシを見てこれだ！と思いました。</p>
<p align="left"></p>
<p align="left"><em>#サークルはどのくらいの時間をかけていますか？</em></p>
<p align="left"></p>
<p align="left">不定期ですが駒場際の前には頻繁に集まったり、時間をかけたり、プロジェクトが立ち上がったら集まったり。</p>
<p align="left"></p>
<p align="left"><em>#教えるのが好きだったら塾講師や家庭教師は東大ではメジャーなバイトだと思いますが、やっていないのは理由があるのですか。</em></p>
<p align="left"></p>
<p align="left">実家で言われていたことなんですが、いとこがバイトのほうが忙しくなって大学やめてしまったことがあって、バイトするのはあまりよろしくないという感じがありました。本末転倒ですよね。大学の間はしっかり勉強してきなさい、と母に言われました。しっかり勉強するなら行ってもいい。その代わり精一杯やりなさいということでした。</p>
<p align="left"></p>
<p align="left"><em>#それでは大学での勉強についてはどうでしょう。</em></p>
<p align="left"></p>
<p align="left">構造化学(*)が意味不明です（笑）(*理系の必修科目。量子力学の基礎を勉強します)</p>
<p align="left">今学期は17コマ履修しています。先学期19コマとったので（単位は足りている）。おもしろそうなやつを履修しています。</p>
<p align="left"></p>
<p align="left">#専門課程の進学先もどこに希望をまだ決まっていない状況ですか？</p>
<p align="left"></p>
<p align="left">そうですね。まだです。応薬学部を目指しているのですが、化学が好きなので理学部とか。その先は、行けたらいいですけど。また専門課程に進学した中での判断ですが。</p>
<p align="left"></p>
<p align="left"><em>#就職なんかも白紙ですか</em></p>
<p align="left"></p>
<p align="left">白紙です。何も決まってないです。だって一年後になにやっているかもわからない(*)じゃないですか。(*進学振分=東京大学では2年生の秋に成績順で専門が決まる)</p>
<p align="left"></p>
<p align="left"><em>#学校の先生に恵まれきたというお話でしたが、いまでも交流はありますか。</em></p>
<p align="left"></p>
<p align="left">人間関係は大きいですね。年賀状は出しています。小学校の先生とは今でもやり取りがあります。中学校の時の数学の先生もすごくいい先生でした。かわいがってもらえて。</p>
<p align="left"></p>
<p align="left"><em>#将来こういう人たちにどういう風に感謝するつもりだとかいう考えはありますか。</em></p>
<p align="left"></p>
<p align="left">感謝を忘れてはいけないと思います。ただ、この人たちに感謝するのはありますが、次の世代につないでいくのが大事だと思います。何かしら自分が恩恵を受けているから、それは社会に対して返さないといけないなと。</p>
<p align="left"></p>
<p align="left"><em>#こういう集まりはアンケート(*)がきっかけですよね。アンケート封筒を見たときにどういう印象を受けましたか？</em></p>
<p align="left"></p>
<p align="left">こんな活動をするのかと、すごくいい取り組みだなと思いました。だって東大と貧困なんて絶対に結びつかないじゃないですか世間の目からして。こんなこと一般の人には知ろうにも知れないじゃないですか。東大の学生でも全然知らないと思いますし。</p>
<p align="left"></p>
<p align="left"><em>#こんな感じでも普通に大学生活を送れているわけですよね。</em></p>
<p align="left"></p>
<p align="left">結局何とかなるんですよね。なるようになるし。ポジティブに考えることですよね。</p>
<p align="left">おんなじ状況でも解釈で変わると思うんです。父が亡くなったことも世間的に見ればすごくネガティブなことじゃないですか。それでも私自身にとってはそれほどネガティブなことじゃないんですよね。こう言ったら語弊があると思いますが。</p>
<p align="left">父が健在なら絶対東大には来ていないし、高校もそんなにいいところに行っていたい。</p>
<p align="left"></p>
<p align="left"><em>#ばねになったということでしょうか。</em></p>
<p align="left"></p>
<p align="left">基本プライドが高いので（笑）いい方向に開花したというか</p>
<p align="left"></p>
<p align="left"><em>#最後に、この記事を読む人に向けたメッセージをお願いします。</em></p>
<p align="left"></p>
<p align="left">私個人が一番重要だと思っているのは解釈です。ものは考えようというか。それが一番大きいと思います。</p>
<p align="left">ものってこっちから見るのとあっちから見るので断然変わって見えると思うんですよ。ひとつのものでひとつの考え方しかできないってことはないと思います。状況でもなんでもそうです。私は基本的にいいほうから見るように努力しています。</p>
<p align="left"></p>
<p align="left"><em>#それはお母さんの教育ですか</em></p>
<p align="left"></p>
<p align="left">どうでしょう。元からの性格だと思います。</p>
<p align="left"></p>
<p align="left"><em>#お母さんも？</em></p>
<p align="left"></p>
<p align="left">どっちかというとネガティブな人間です。逆にその反発というのもあるかもしれない</p>
<p align="left">二人ともネガティブだったらすごい家庭になるじゃないですか。</p>
<p align="left">今のもそうですけど、世間ではネガティブって悪いイメージだけど、逆にばねになるって考えたらポジティブな考え方になるじゃないですか。そういうのってすごい大切だと思います。</p>
<p align="left">考え方って重要だと思います。</p>
<p align="left"></p>
<p align="left"><em>#ありがとうございました。</em></p>
]]></content:encoded>
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		</item>
		<item>
		<title>授業料免除制度</title>
		<link>http://kenbunden.net/wpmu/blog/2009/11/11/fee/</link>
		<comments>http://kenbunden.net/wpmu/blog/2009/11/11/fee/#comments</comments>
		<pubDate>Wed, 11 Nov 2009 06:30:04 +0000</pubDate>
		<dc:creator>朝倉 彰洋</dc:creator>
				<category><![CDATA[貧困と東大]]></category>

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		<description><![CDATA[<a href="http://kenbunden.net/wpmu/blog/2009/11/11/fee/"><img align="left" hspace="5" width="150" height="150" src="http://kenbunden.net/wpmu/wp-content/plugins/thumbnail-for-excerpts/tfe_no_thumb.png" class="alignleft wp-post-image tfe" alt="" title="" /></a>１．東京大学の授業料減免制度
東京大学は平成２０年度から「主たる家計支持者が給与所得のみ年収４００万円以下」であれば基本的に授業料を全額免除にする制度を開始した。学生の申請により審査が行われ、学力基準と家計基準をともに [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>１．東京大学の授業料減免制度</p>
<p>東京大学は平成２０年度から「主たる家計支持者が給与所得のみ年収４００万円以下」であれば基本的に授業料を全額免除にする制度を開始した。学生の申請により審査が行われ、学力基準と家計基準をともに満たす者に対して授業料を免除または減額する。</p>
<p>注目すべきことに、大学側は学力基準、家計基準ともに計算式も含めて公開されている。これは<a href="http://www.u-tokyo.ac.jp/stu02/h01_02_04j.html">平成２０年度からの授業料免除の選考方法について</a>から読むことができる。 学力基準は平均的な学生なら達成可能なレベルである。家計基準は前述した給与所得のみ年収４００万円以下がちょうどボーダーラインになるような基準になっている。ただし、リンク先の資料を見れば分かるように、家族構成や兄弟姉妹の就学状況などにより評価が大きく異なる。一人親家庭や単身赴任なども評価の対象とされている。</p>
<p>なお、東京大学の学部学生の授業料は年額５３５，８００円である。</p>
<p>２．国立大学の授業料減免制度</p>
<p>国立大学の授業料は標準額である５３５，８００円程度である。平成２１年度の時点は、ほとんどの大学が標準額またはそれ以下の授業料を設定していることが<a href="http://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/houjin/1266851.htm">文部科学省の調査</a>で分かっている。他にも、文<a href="http://www.mext.go.jp/b_menu/hakusho/nc/t20030226001/t20030226001.html">部科学省の通達</a>を読むと、国立大学には基本的に授業料減免制度が存在することがわかる。２００８年１２月２４、２５日のしんぶん赤旗には、<a href="http://www.jcp.or.jp/akahata/aik07/2008-12-24/2008122405_01_0.html">各国立大学の授業料減免制度実施状況</a>、および<a href="http://www.jcp.or.jp/akahata/aik07/2008-12-25/2008122505_02_0.html">各大学の独自な取り組み</a>について報道している。これを見ると、大学によって全額免除と半額免除の比率の扱いなどが大きく異なることがわかる。東京大学は、国立大学の中でも授業料免除制度が手厚い方である。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>３．私立大学の授業料免除 制度</p>
<p>一部の私立大学では、外国人留学生のみならず 日本国内から進学した学生に対しても授業料免除制度を持っている。例えば、<a href="http://www.waseda.jp/syogakukin/gaiyou.htm" class="broken_link" >早稲田大学</a>では給与奨学金という形で優秀な学生に対して学費負担を補助している。<a href="http://www.g-shiendb.jasso.go.jp/gsdb/main/tmp/contents/ab00141.html" class="broken_link" >学生支援機構の発表した資料</a>によると78.7%の私立大学は学内の独自奨学金を設置している。ただし、授業料の減免とともに選考基準にスポーツに関する基準が多く見られたとの記述がある。</p>
]]></content:encoded>
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		</item>
		<item>
		<title>公益法人の奨学金</title>
		<link>http://kenbunden.net/wpmu/blog/2009/10/22/scholarship/</link>
		<comments>http://kenbunden.net/wpmu/blog/2009/10/22/scholarship/#comments</comments>
		<pubDate>Thu, 22 Oct 2009 01:03:03 +0000</pubDate>
		<dc:creator>朝倉 彰洋</dc:creator>
				<category><![CDATA[貧困と東大]]></category>
		<category><![CDATA[奨学金]]></category>
		<category><![CDATA[蜘蛛の糸]]></category>

		<guid isPermaLink="false">http://kenbunden.net/wpmu/?p=1604</guid>
		<description><![CDATA[<a href="http://kenbunden.net/wpmu/blog/2009/10/22/scholarship/"><img align="left" hspace="5" width="150" height="150" src="http://kenbunden.net/wpmu/wp-content/plugins/thumbnail-for-excerpts/tfe_no_thumb.png" class="alignleft wp-post-image tfe" alt="" title="" /></a>日本で奨学金といえば、学生支援機構（JASSO、旧・日本育英会）が提供している貸与型奨学金のことを指すことがほとんどである。ほとんどの人はそれ以外の奨学金の存在を知らないからであろう。そこで、本稿では実際に東京大学教養学 [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>日本で奨学金といえば、学生支援機構（JASSO、旧・日本育英会）が提供している貸与型奨学金のことを指すことがほとんどである。ほとんどの人はそれ以外の奨学金の存在を知らないからであろう。そこで、本稿では実際に東京大学教養学部の学生に対して募集が行われた奨学金を紹介する。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>１．学生支援機構</p>
<p style="padding-left: 30px;">学生支援機構はかつての名称である育英会とも呼ばれる。無利子の第一種奨学金と有利子の第二種奨学金がある。支援対象は高等学校の生徒から大学院の学生まで広くカバーしている。</p>
<p style="padding-left: 30px;">大学学部生の場合では、第一種奨学金（無利子）が月額30000円もしくは、自宅(=保護者の住居)外通学者[国立]51000円[私立]64000円、自宅通学者[国立]45000円[私立]54000円である。第二種奨学金（有利子）が月額3万円、5万円、8万円、10万円、12万円である。</p>
<p style="padding-left: 30px;">応募方法には高校在学時に高校を通して応募する予約採用と、大学に入学してから応募する在学採用とがある。４月頃に各校、各大学で説明会が行われて、そこで応募用紙を手に入れることができる。</p>
<p style="padding-left: 30px;">奨学金の支給期間は入学年度の７月から最短卒業年度の３月までの４５ヶ月であり、留年などの奨学生として不適格と認定される状態に陥ると支給が停止される。</p>
<p style="padding-left: 30px;">詳しくは<a href="http://www.jasso.go.jp/saiyou/index.html#gakusyu" target="_blank">http://www.jasso.go.jp/saiyou/index.html#gakusyu</a></p>
<p>２．その他の公益法人（大学推薦）</p>
<p style="padding-left: 30px;">一部の篤志家や民間企業により、奨学事業を行う公益財団が設立されている。給与型の奨学金や、特定の地方出身者に向けられた奨学金など、奨学金ごとに個性がある。</p>
<p style="padding-left: 30px;">ここでは、大学1,2年から受給できる奨学金として、東京大学教養学部において実際に募集があった奨学金の一覧（平成20年度。最新版は<a href="#mce_temp_url#">東京大学教養学部</a>）を紹介する。ここに示した奨学金には、大学からの推薦を受けて奨学会での選考を受けるものである。大学での選考は成績基準と家庭の収入の目安が示されており、４月に配布される試料には「成績基準を満たした者のうち家計困窮度の高い者から順番に推薦します。」と記述されている。この資料によると、成績基準は１年生が高校成績の平均評定で「３．５以上（給与奨学会は４．０以上が望ましい）」２年生が前年度までの取得単位数「優＋良≧可＋１０（給与奨学会は優≧良＋可が望ましい）」とされている。</p>
<p style="padding-left: 30px;">なお、種類「給」としたものは給与型の奨学金であり、返済などは存在しない。「貸」としたものは無利子の貸与型奨学金で、卒業後１０年２０年の歳月をかけて返還するものである。また、ここには教養学部の学生を対象にした大学からの推薦を受けて応募する奨学金のみを紹介している。個人で応募するものなどは含まれない。</p>
<p style="padding-left: 30px;">ちなみに、下表（教養学部用）の給与奨学金の募集人数は合計で５４名、平均支給月額は約３３０００円であった。貸与奨学金の募集人数は２６名、平均支給月額は約３００００円であった。</p>
<p style="padding-left: 30px;">東京大学の専門課程(3,4年)および大学院に募集があった奨学金については<a href="#mce_temp_url#">東京大学本部のWEBサイト</a>で見ることができる。</p>
<p><!--   		BODY,DIV,TABLE,THEAD,TBODY,TFOOT,TR,TH,TD,P { font-family:"ＭＳ Ｐゴシック"; font-size:x-small } --></p>
<table style="height: 1395px;" border="0" cellspacing="0" width="970" frame="void" rules="none"><colgroup><col width="86"></col><col width="86"></col><col width="86"></col><col width="86"></col><col width="86"></col></colgroup>
<tbody>
<tr>
<td width="20" height="17" align="left">種類</td>
<td width="40" align="left">月額</td>
<td width="40" align="left">募集対象</td>
<td width="20" align="left">人数</td>
<td width="86" align="left">条件</td>
</tr>
<tr>
<td height="17" align="left">給</td>
<td align="right"><span style="font-family: Arial;">80000</span></td>
<td align="left">１年生</td>
<td align="right"><span style="font-family: Arial;">1</span></td>
<td align="left">理３は不可</td>
</tr>
<tr>
<td height="17" align="left">給</td>
<td align="right"><span style="font-family: Arial;">51000</span></td>
<td align="left">１年生</td>
<td align="right"><span style="font-family: Arial;">1</span></td>
<td align="left">石川、福井、富山県出身で文１・文２・理１（法・経済・工学部へ進学希望者）</td>
</tr>
<tr>
<td height="17" align="left">給</td>
<td align="right"><span style="font-family: Arial;">50000</span></td>
<td align="left">１年生</td>
<td align="right"><span style="font-family: Arial;">4</span></td>
<td align="left">面接日に必ず出席できる人</td>
</tr>
<tr>
<td height="17" align="left">給</td>
<td align="right"><span style="font-family: Arial;">50000</span></td>
<td align="left">１年生</td>
<td align="right"><span style="font-family: Arial;">2</span></td>
<td align="left">理１・理２</td>
</tr>
<tr>
<td height="17" align="left">給</td>
<td align="right"><span style="font-family: Arial;">50000</span></td>
<td align="left">２年生</td>
<td align="right"><span style="font-family: Arial;">2</span></td>
<td align="left">特に成績優秀者（優の単位数が２／３以上）</td>
</tr>
<tr>
<td height="17" align="left">給</td>
<td align="right"><span style="font-family: Arial;">50000</span></td>
<td align="left">１年生</td>
<td align="right"><span style="font-family: Arial;">1</span></td>
<td align="left">文１（法学部へ進学希望者）</td>
</tr>
<tr>
<td height="17" align="left">給</td>
<td align="right"><span style="font-family: Arial;">47000</span></td>
<td align="left">３年生</td>
<td align="right"><span style="font-family: Arial;">1</span></td>
<td align="left"><br /></td>
</tr>
<tr>
<td height="17" align="left">給</td>
<td align="right"><span style="font-family: Arial;">45000</span></td>
<td align="left">２年生</td>
<td align="right"><span style="font-family: Arial;">2</span></td>
<td align="left">（なるべく給与奨学金を受けていないもの）</td>
</tr>
<tr>
<td height="17" align="left">給</td>
<td align="right"><span style="font-family: Arial;">40000</span></td>
<td align="left">１年生</td>
<td align="right"><span style="font-family: Arial;">1</span></td>
<td align="left">薬学部へ進学希望者</td>
</tr>
<tr>
<td height="17" align="left">給</td>
<td align="right"><span style="font-family: Arial;">36000</span></td>
<td align="left">１年生</td>
<td align="right"><span style="font-family: Arial;">1</span></td>
<td align="left">理３は不可</td>
</tr>
<tr>
<td height="17" align="left">給</td>
<td align="right"><span style="font-family: Arial;">35000</span></td>
<td align="left">２年生</td>
<td align="right"><span style="font-family: Arial;">6</span></td>
<td align="left">文１・文２・理１・理２（医学部および獣医学科進学希望者は不可）</td>
</tr>
<tr>
<td height="18" align="left">給</td>
<td align="right"><span style="font-family: Arial;">30000</span></td>
<td align="left">２年生</td>
<td align="right"><span style="font-family: Arial;">4</span></td>
<td align="left">文１・文２・理１・理２（法・経済・理・工学部への進学希望者）</td>
</tr>
<tr>
<td height="17" align="left">給</td>
<td align="right"><span style="font-family: Arial;">30000</span></td>
<td align="left">１年生</td>
<td align="right"><span style="font-family: Arial;">2</span></td>
<td align="left">文２（経済学部へ進学希望者）</td>
</tr>
<tr>
<td height="17" align="left">給</td>
<td align="right"><span style="font-family: Arial;">30000</span></td>
<td align="left">１年生</td>
<td align="right"><span style="font-family: Arial;">1</span></td>
<td align="left">文１</td>
</tr>
<tr>
<td height="17" align="left">給</td>
<td align="right"><span style="font-family: Arial;">30000</span></td>
<td align="left">１年生</td>
<td align="right"><span style="font-family: Arial;">1</span></td>
<td align="left">文１・理１</td>
</tr>
<tr>
<td height="17" align="left">給</td>
<td align="right"><span style="font-family: Arial;">30000</span></td>
<td align="left">１年生</td>
<td align="right"><span style="font-family: Arial;">1</span></td>
<td align="left"><br /></td>
</tr>
<tr>
<td height="17" align="left">給</td>
<td align="right"><span style="font-family: Arial;">30000</span></td>
<td align="left">１・２年生</td>
<td align="right"><span style="font-family: Arial;">1</span></td>
<td align="left">文１・文２（１年生優先・法，経済学部への進学希望者）</td>
</tr>
<tr>
<td height="17" align="left">給</td>
<td align="right"><span style="font-family: Arial;">30000</span></td>
<td align="left">１〜４年生</td>
<td align="right"><span style="font-family: Arial;">1</span></td>
<td align="left"><br /></td>
</tr>
<tr>
<td height="17" align="left">給</td>
<td align="right"><span style="font-family: Arial;">30000</span></td>
<td align="left">１年生</td>
<td align="right"><span style="font-family: Arial;">1</span></td>
<td align="left">月１回奨学生全員で行う会食に出席できること</td>
</tr>
<tr>
<td height="17" align="left">給</td>
<td align="right"><span style="font-family: Arial;">30000</span></td>
<td align="left">１年生</td>
<td align="right"><span style="font-family: Arial;">1</span></td>
<td align="left">東京都在住者</td>
</tr>
<tr>
<td height="17" align="left">給</td>
<td align="right"><span style="font-family: Arial;">30000</span></td>
<td align="left">１年生</td>
<td align="right"><span style="font-family: Arial;">1</span></td>
<td align="left"><br /></td>
</tr>
<tr>
<td height="17" align="left">給</td>
<td align="right"><span style="font-family: Arial;">25000</span></td>
<td align="left">２年生</td>
<td align="right"><span style="font-family: Arial;">2</span></td>
<td align="left"><br /></td>
</tr>
<tr>
<td height="17" align="left">給</td>
<td align="right"><span style="font-family: Arial;">25000</span></td>
<td align="left">１年生</td>
<td align="right"><span style="font-family: Arial;">1</span></td>
<td align="left">理１・理２</td>
</tr>
<tr>
<td height="17" align="left">給</td>
<td align="right"><span style="font-family: Arial;">年250000</span></td>
<td align="left">１年生</td>
<td align="right"><span style="font-family: Arial;">1</span></td>
<td align="left">埼玉県出身者優先</td>
</tr>
<tr>
<td height="17" align="left">給</td>
<td align="right"><span style="font-family: Arial;">20000</span></td>
<td align="left">１年生</td>
<td align="right"><span style="font-family: Arial;">3</span></td>
<td align="left">理３は不可</td>
</tr>
<tr>
<td height="17" align="left">給</td>
<td align="right"><span style="font-family: Arial;">20000</span></td>
<td align="left">１・２年生</td>
<td align="right"><span style="font-family: Arial;">2</span></td>
<td align="left">兵庫県出身者</td>
</tr>
<tr>
<td height="17" align="left">給</td>
<td align="right"><span style="font-family: Arial;">20000</span></td>
<td align="left">１年生</td>
<td align="right"><span style="font-family: Arial;">2</span></td>
<td align="left"><br /></td>
</tr>
<tr>
<td height="17" align="left">給</td>
<td align="right"><span style="font-family: Arial;">20000</span></td>
<td align="left">１年生</td>
<td align="right"><span style="font-family: Arial;">1</span></td>
<td align="left">東京都在住者</td>
</tr>
<tr>
<td height="17" align="left">給</td>
<td align="right"><span style="font-family: Arial;">20000</span></td>
<td align="left">１年生</td>
<td align="right"><span style="font-family: Arial;">1</span></td>
<td align="left"><br /></td>
</tr>
<tr>
<td height="17" align="left">給</td>
<td align="right"><span style="font-family: Arial;">20000</span></td>
<td align="left">１年生</td>
<td align="right"><span style="font-family: Arial;">1</span></td>
<td align="left">理１・理２（理・工学部進学希望者）</td>
</tr>
<tr>
<td height="17" align="left">給</td>
<td align="right"><span style="font-family: Arial;">18000</span></td>
<td align="left">１年生</td>
<td align="right"><span style="font-family: Arial;">1</span></td>
<td align="left">大阪府出身者　理３は不可</td>
</tr>
<tr>
<td height="17" align="left">給</td>
<td align="right"><span style="font-family: Arial;">15000</span></td>
<td align="left">１年生</td>
<td align="right"><span style="font-family: Arial;">1</span></td>
<td align="left"><br /></td>
</tr>
<tr>
<td height="17" align="left">給</td>
<td align="right"><span style="font-family: Arial;">15000</span></td>
<td align="left">２年生</td>
<td align="right"><span style="font-family: Arial;">1</span></td>
<td align="left"><br /></td>
</tr>
<tr>
<td height="17" align="left">給</td>
<td align="right"><span style="font-family: Arial;">10000</span></td>
<td align="left">２年生</td>
<td align="right"><span style="font-family: Arial;">1</span></td>
<td align="left"><br /></td>
</tr>
<tr>
<td height="17" align="left">貸</td>
<td align="right"><span style="font-family: Arial;">54000</span></td>
<td align="left">１〜４年生</td>
<td align="right"><span style="font-family: Arial;">2</span></td>
<td align="left"><br /></td>
</tr>
<tr>
<td height="17" align="left">貸</td>
<td align="right"><span style="font-family: Arial;">50000</span></td>
<td align="left">１年生</td>
<td align="right"><span style="font-family: Arial;">1</span></td>
<td align="left"><br /></td>
</tr>
<tr>
<td height="17" align="left">貸</td>
<td align="right"><span style="font-family: Arial;">42000</span></td>
<td align="left">１〜３年生</td>
<td align="right"><span style="font-family: Arial;">2</span></td>
<td align="left">一部金額給与</td>
</tr>
<tr>
<td height="17" align="left">貸</td>
<td align="right"><span style="font-family: Arial;">42000</span></td>
<td align="left">２年生</td>
<td align="right"><span style="font-family: Arial;">2</span></td>
<td align="left">文１・文２</td>
</tr>
<tr>
<td height="17" align="left">貸</td>
<td align="right"><span style="font-family: Arial;">42000</span></td>
<td align="left">１〜４年生</td>
<td align="right"><span style="font-family: Arial;">1</span></td>
<td align="left">長崎県出身者　保護者が交通事故で死亡、または重度の後遺障害で働けない世帯</td>
</tr>
<tr>
<td height="17" align="left">貸</td>
<td align="right"><span style="font-family: Arial;">40000</span></td>
<td align="left">１年生</td>
<td align="left"><br /></td>
<td align="left">保護者が病気や災害などで働けない世帯</td>
</tr>
<tr>
<td height="17" align="left">貸</td>
<td align="right"><span style="font-family: Arial;">36000</span></td>
<td align="left">１・２年生</td>
<td align="right"><span style="font-family: Arial;">2</span></td>
<td align="left">理１・理２</td>
</tr>
<tr>
<td height="17" align="left">貸</td>
<td align="right"><span style="font-family: Arial;">35000</span></td>
<td align="left">２年生</td>
<td align="right"><span style="font-family: Arial;">2</span></td>
<td align="left"><br /></td>
</tr>
<tr>
<td height="17" align="left">貸</td>
<td align="right"><span style="font-family: Arial;">35000</span></td>
<td align="left">１・２年生</td>
<td align="right"><span style="font-family: Arial;">1</span></td>
<td align="left">文１・文２</td>
</tr>
<tr>
<td height="17" align="left">貸</td>
<td align="right"><span style="font-family: Arial;">30000</span></td>
<td align="left">２年生</td>
<td align="right"><span style="font-family: Arial;">1</span></td>
<td align="left">理３は不可</td>
</tr>
<tr>
<td height="17" align="left">貸</td>
<td align="right"><span style="font-family: Arial;">30000</span></td>
<td align="left">１・２年生</td>
<td align="right"><span style="font-family: Arial;">1</span></td>
<td align="left">福井県出身者優先</td>
</tr>
<tr>
<td height="17" align="left">貸</td>
<td align="right"><span style="font-family: Arial;">18000</span></td>
<td align="left">１〜４年生</td>
<td align="right"><span style="font-family: Arial;">1</span></td>
<td align="left"><br /></td>
</tr>
<tr>
<td height="17" align="left">貸</td>
<td align="right"><span style="font-family: Arial;">15000</span></td>
<td align="left">１〜４年生</td>
<td align="right"><span style="font-family: Arial;">10</span></td>
<td align="left"><br /></td>
</tr>
</tbody></table>
<p style="padding-left: 30px;"></p>
<p style="padding-left: 30px;"></p>
<p style="padding-left: 30px;"></p>
<p>３．その他の公益法人（個人応募）</p>
<p style="padding-left: 30px;">大学の推薦を受けて応募する奨学金については上で示したが、学生が個人で応募するタイプの奨学金も存在する。これについては資料が得難いため、後日記事を更新するする。</p>
]]></content:encoded>
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		<slash:comments>0</slash:comments>
		</item>
		<item>
		<title>まとめ</title>
		<link>http://kenbunden.net/wpmu/blog/2009/09/30/mitaka_r_conclusion/</link>
		<comments>http://kenbunden.net/wpmu/blog/2009/09/30/mitaka_r_conclusion/#comments</comments>
		<pubDate>Wed, 30 Sep 2009 12:18:59 +0000</pubDate>
		<dc:creator>朝倉 彰洋</dc:creator>
				<category><![CDATA[三鷹国際学生宿舎でのアンケート]]></category>
		<category><![CDATA[まとめ]]></category>
		<category><![CDATA[アンケート]]></category>
		<category><![CDATA[三鷹国際学生宿舎]]></category>
		<category><![CDATA[三鷹寮]]></category>

		<guid isPermaLink="false">http://kenbunden.net/wpmu/?p=1264</guid>
		<description><![CDATA[<a href="http://kenbunden.net/wpmu/blog/2009/09/30/mitaka_r_conclusion/"><img align="left" hspace="5" width="150" height="150" src="http://kenbunden.net/wpmu/wp-content/plugins/thumbnail-for-excerpts/tfe_no_thumb.png" class="alignleft wp-post-image tfe" alt="" title="" /></a>三鷹国際学生宿舎で行ったアンケートから分かったことは、結局なんだったのか。
ひとつは、経済力が無くとも東京大学に進学は不可能ではないということである。アンケートの回答を見ると、親の収入の中央値が200万円から400万円 [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>三鷹国際学生宿舎で行ったアンケートから分かったことは、結局なんだったのか。</p>
<p>ひとつは、経済力が無くとも東京大学に進学は不可能ではないということである。アンケートの回答を見ると、親の収入の中央値が200万円から400万円の間にあった。サラリーマン（若者独身も含む！）の平均年収が400万円台中盤、40代50代の平均年収が500万円台後半であることを考えれば、かなりの低所得であるといえる。そういった家庭から東京大学に進学する学生がいるか、いないかの話で言えば、少なくとも2桁の人数は「居る」ことが明らかになった。</p>
<p>東京大学に進学するということは、入学試験の難易度から大学進学以前の教育費の問題として語られることが多い。しかし、東京で親元を離れて一人暮らしをしながら勉学に励む金銭的コストは莫大である。そのために東京大学で学びたいと考えても、そもそも東京での生活自体ままならないことが考えられる。</p>
<p>しかし、今回のアンケートでかなり親の経済力が弱い学生の存在が認められた。授業料免除や大学の宿舎、奨学金（給与・貸与）、アルバイトなどを駆使することで、親にあまり頼らずに大学生活を送ることができる。これが二つ目にわかったことである。</p>
<p>ただし、個人の努力には限度がある。2008年度から東京大学は授業料免除制度を大幅に拡充した。これの恩恵をかなりの学生が受けていることも分かった。同時に、それでも生活が苦しいと感じている学生が、授業料免除や奨学金の恩恵を受けられない学生が、一定数存在する。生活が苦しいと感じている学生は、セーフティネットが働く超低所得者よりも、むしろ中程度の所得の家庭に多いことがわかった。これが三つ目である。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>ここで、<a href="http://www.asahi.com/national/update/0730/TKY200907300473.html" class="broken_link" >2009年7月31日の朝日新聞</a>を引用する。</p>
<blockquote>
<p>年収２００万円未満の家庭の高校生の４年制大学進学率は３割に満たず、一方で１２００万円以上の家庭では倍以上の６割強に――。東京大学の大学経営・政策研究センターが調査したところ、保護者の収入が多くなるほど右肩上がりに大学進学率が高くなることが確認された。国公立大では所得による差はあまりないが、私立大への進学で大きな差がついていた。</p>
<p>子どもの受ける教育や進学率が、親の所得差によって影響され、「教育格差」につながっているとして社会問題化している。調査は、こうした実態を探るためで、０５年度に全国の高校３年生約４千人を抽出して３年間追跡した。保護者から聞き取った年収を２００万円未満から１２００万円以上まで七つに区分し、進路との関係をみた。</p>
<p>それによると、最も低い２００万円未満の層の４年制大学への進学率は２８．２％。６００万円以上８００万円未満は４９．４％、８００万円以上１千万円未満は５４．８％、１２００万円以上だと６２．８％に至った。</p>
<p>進学先をみると、国公立大は年収６００万円未満はどの層も１０％強、１２００万円以上でも１２％強と大きな差はない。他方、私大進学の差は顕著で、２００万円未満は１７．６％、６００万円以上８００万円未満は３６．８％。１２００万円以上では５０．５％で、２００万円未満の２．９倍になった。</p></blockquote>
<p>現在進行中のいわゆる格差拡大によって、このような教育格差が顕著になり、金持ちの子供は金持ちに、貧乏人の子供は貧乏になる可能性が高まる恐れがある。大学は「受益者負担論」によって金持ちの贅沢のごとく語られるが、大学入試では純粋に能力によって選別が行われるため、基本的には経済的弱者にも開かれたものである。いま引用した記事は親の経済力が大学進学率を大きく左右していることを述べていた。大学を卒業した者とそうでない者の間に生涯に渡って大きな経済格差が生じることが知られている。つまり、十代後半という人生の早い段階で経済格差が固定されることになる。</p>
<p>大卒-高卒間の生涯賃金格差は変わるべくもないだろう。しかし、大学までの教育に必要な個人の支出は社会的な変革により減らすことが可能である。公立高等学校の授業料無償化を公約とした民主党が衆議院選挙で大勝したことは記憶に新しい。義務教育でないからといって見過ごされてきた高校、大学の教育を受ける権利を無視していては、現実に存在する経済格差を克服することはできない。しかし、高校、大学を格差を是正する装置として捉え直したとき、学校教育システムは努力すれば報われる希望の場となり得る。</p>
<p>このレポートでは、現在の制度の下であっても東京大学において少なくとも数十人のレベルで、経済的弱者に分類されうる学生が存在していることを明らかにした。現行制度下でもある程度の人数を親の経済力に依らず大学へ送り込むだけの能力が日本の社会には備わっている。ただし、その数は不足していて、さらに支援制度の存在がほとんど知られていないだけである。</p>
]]></content:encoded>
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		<series:name><![CDATA[三鷹国際学生宿舎でのアンケート]]></series:name>
	</item>
		<item>
		<title>アンケート結果が語るもの</title>
		<link>http://kenbunden.net/wpmu/blog/2009/09/30/mitaka_r_result/</link>
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		<pubDate>Wed, 30 Sep 2009 12:16:31 +0000</pubDate>
		<dc:creator>朝倉 彰洋</dc:creator>
				<category><![CDATA[三鷹国際学生宿舎でのアンケート]]></category>
		<category><![CDATA[アンケート]]></category>
		<category><![CDATA[三鷹国際学生宿舎]]></category>
		<category><![CDATA[三鷹寮]]></category>
		<category><![CDATA[考察]]></category>

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		<description><![CDATA[<a href="http://kenbunden.net/wpmu/blog/2009/09/30/mitaka_r_result/"><img align="left" hspace="5" width="150" src="http://kenbunden.net/wpmu/files/2009/07/SCH-300x242.png" class="alignleft wp-post-image tfe" alt="授業料免除について東京大学新聞の報道" title="SCH" /></a>前章ではアンケートで得られたデータを紹介した。
この章では、このデータを用いて比較考察を行っていく。
&#160;
&#160;
まずは、経済力の最も簡単で顕著な指標である親の年収を考えてみよう。東大の平均年収は [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>前章ではアンケートで得られたデータを紹介した。</p>
<p>この章では、このデータを用いて比較考察を行っていく。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>まずは、経済力の最も簡単で顕著な指標である親の年収を考えてみよう。東大の平均年収は約１０００万円となっているのに対して、今回のアンケート結果は平均年収４３０万である。どれぐらいの年収の人が多く分布しているのかを見てみると、東大全体では９５０万円から１０５０万円が最も多いのに対して、三鷹宿舎では２００万円台、３００万円台が最も多いという結果になった。三鷹宿舎の学生は、平均的な東大生と比べて半分以下の経済力しかもたないということである。最も多くの学生が分布しているところを見れば、３分の１程度またはそれ以下と言うこともできる。</p>
<p>また、「東大生は金持ち」のイメージについて考えてみよう。２０歳前後の大学生の親は、およそ５０歳前後と考えることができるだろう。学生が第二子以降ならば親の年齢はさらに上がることも容易に予想できる。ここでは、東大生の親の年齢として５０代を仮定する。では、日本全体で５０代の平均年収とはいかほどだろうか。内閣府統計局の家計調査によれば、５０代の平均年収は７００万円である。この値は東大全体と三鷹宿舎の中間の数字である。確かに「東大生」というくくりで見てみれば日本全体と比べて高収入であるが、一方で、日本全体で見ても低収入である層が少なからず存在することがこの今回の結果からいえる。</p>
<p>次に、アンケート結果を詳しく見てみよう。三鷹宿舎で親の平均年収が４３０万と出ているが，図を見ればわかるように、かなりの低所得者からある程度の高所得者までばらけている。これは、三鷹宿舎への入居申請に対して、大学は家族の人数や年齢などを総合的に評価して入居者を決定していることを伺わせる。授業料免除の項で後述するが、東京大学では家庭の経済状況を評価する公式を持っており、これには家族の人数や学校に通う兄弟の人数なども考慮に入れられる。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>では、実際に学生が自分の経済力をどのように評価しているのかを考えてみよう。今回のアンケートでは、「現在お金に困っているか」という問を「はい」「いいえ」の二択で聞いている。結果は困っている34% 困っていない65%であった。アンケートの対象に親の年収が低い学生が多く含まれていることを考えると、これは一見奇妙に見える。しかし、これを説明する非常に重要な事実がある。</p>
<p>三鷹宿舎では家賃が１万円で済むため、アパートを借りている多くの学生と比べて、毎月６万円程度負担が小さい。毎月６万円としても、１年で７２万円である。これは国立大学１年間の授業料よりも高額である。このおかげで、三鷹宿舎に住む学生は生活を維持するための支出を非常に小さく抑えることができ、ある程度の余裕を持った学生生活を送ることができる。</p>
<p>他の要因としては、親の年収が少ない学生は、授業料免除や奨学金の支援対象となっていることが考えられる。これは約７割の学生が奨学金を利用し、半数の学生が授業料免除を申請していることから推測できる。（授業料免除は基準が公表されているため、通る見込みがない学生は普通申請しない。）今回のアンケートを行ったのが、授業料免除の通知が届く期日（７月上旬）より前だったので、ここでは授業料免除の申請を行ったか、という設問になっている。</p>
<p>申請した学生のうち、どれほどの学生が実際に授業料免除を受けられるのだろうか。アンケートの回答に昨年度の結果を回答してくれた、２年生以上と考えられる学生は３０人おり、そのうち１３人が授業料免除を申請していた。この中で９人は全額免除、３人は半額免除、１人は免除を受けられなかったと回答している。東京大学新聞（２００８年９月２日号）によれば、「給与所得のみで年収４００万円未満の世帯は全額免除」という制度が始まった２００８年度夏学期の授業料免除申請とその結果は次の様になっている。</p>
<p>&nbsp;</p>

<div id="attachment_1418" class="wp-caption alignright" style="width: 310px"><a href="http://kenbunden.net/wpmu/files/2009/07/SCH.png"><img class="size-medium wp-image-1418" title="SCH" src="http://kenbunden.net/wpmu/files/2009/07/SCH-300x242.png" alt="授業料免除について東京大学新聞の報道" width="300" height="242" /></a><p class="wp-caption-text">授業料免除について東京大学新聞の報道</p></div>

<p>大学院生に比べて学部学生の申請者数が少ないのは、東京大学の場合大学院の方が定員が多いことや親の退職などが関係していると考えられる。</p>
<p>資料では、08年度から始まった学部学生の「400万円以下」に該当するケースについても取り上げられている。申請621件に対して全額免除576件、半額免除0件とあり、申請の9割以上が承認されている。半額免除がないことを考えると、承認されなかった申請は学力水準などの基準ではじかれたと考えられる。</p>
<p>資料から学部学生については、全額免除634件、半額免除178件をあわせて申請963件のうち84%が授業料免除を受けていることがわかる。比較として07年度前期比が紹介されている。学部学生の申請422件、全額免除269件、半額免除140件とあり、申請の92%が授業料免除になっている。新制度の下では授業料免除の通過率がやや下がっているが、申請数、全額免除ともに大幅に増加していることがわかる。</p>
<p>08年度前期の学部学生の授業料免除申請数は07年度のそれに対して２倍以上に増加している。この授業料免除申請の大幅な増加には、大学側が授業料免除の新制度を新聞などを通して広報したことが影響していると考えられる。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p><a href="http://kenbunden.net/wpmu/files/2009/09/graph0928.png"><img class="alignright size-medium wp-image-1582" title="graph0928" src="http://kenbunden.net/wpmu/files/2009/09/graph0928-300x211.png" alt="graph0928" width="300" height="211" /></a>ここで、アンケートの結果に戻って、授業料免除を申請する学生について詳しく調べてみよう。次のグラフは親の収入に対して、授業料免除の申請および現在の生活が経済的に苦しいと感じるかという問いへの答えをプロットしたものである。親の収入が上がるにつれて、授業料免除を申請した割合が減少することが見て取れる。また、授業料免除を申請した割合が50%を切るあたりで、現在生活に困っているという回答した割合が最大になることがわかる。</p>
<p>このグラフおよび前述の資料を総合すると、学生は大学が公表している免除基準に従って、免除の見込みがある場合に授業料免除を申請していることがわかる。また、アンケートでは授業料免除を申請していない学生に対して、申請しなかった理由を尋ねているが、「基準を見たいしていないから」「必要ないから」という回答が多かった。</p>
<p>ただし、現在生活に困っているかという問いに対する答えは、親の収入が非常に多いわけではないが、授業料免除の対象にもならないという層に困っているという回答が多かった。理由としては、授業料の支払いが負担となってはいるが免除の対象とならない学生が厳しい経済状況におかれているという可能性、収入が低い家庭の学生は元々の生活水準が低く困っている感じないという可能性が考えられる。</p>
<p><span style="color: #ffffff;">（収支）</span></p>
<p>更に学生の大学生活を詳しく見てみよう。アンケートでは、大学での勉強はうまくいっているか、自分の将来は明るいと思うか、希望通りの大学生活か、大学生活は充実しているか、という設問に対して5段階評価をしてもらった。回答は総じてポジティブであり、特に最後の大学生活は充実しているかという問いには8割が「充実している」「やや充実している」と答えている。また、全体の8割の学生は何かしらのサークル活動に参加しており、そのうちの7割程度はサークル活動に対して特別な支出が発生しているということだった。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>ここで、学生の入学以前の環境について見てみよう。</p>
<p>まず、親の学歴は両親とも高卒以上がほとんどであった。そのうち、大学卒以上は父親が6割、母親が3割だった。<a href="http://www5.cao.go.jp/j-j/wp-pl/wp-pl01/index.html" class="broken_link"  target="_blank">1970年代、80年代の大学進学率</a>を考えると、同世代の大人全員の平均よりも大学進学率が高いといえるだろう。</p>
<p>親の職業形態としては給与所得者８割に対して、自営業１割強であった。</p>
<p>家族の人数は平均が4人で標準的な家族像が多く認められたが、一方で父子家庭母子家庭が2割程度存在した。</p>
<p>学生の出身高校は公立が9割以上であり、東京大学で一般的な私立中高一貫校出身者は1件のみだった。</p>
<p>大学進学の現役：浪人比は現役が6割だった。予備校での成績優秀者に対する学費免除制度などが活用されたと考えられる。また、低所得(年収400万円以下)な家庭出身の学生について現役で東大に合格した割合を調べてみると6割強であった。</p>
<p><span style="color: #ffffff;">経済状況を把握した時期・実家で経済的に困っていたか</span></p>
<p>&nbsp;</p>
<p>&nbsp;</p>
]]></content:encoded>
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		<series:name><![CDATA[三鷹国際学生宿舎でのアンケート]]></series:name>
	</item>
		<item>
		<title>大学に行くために金持ちになる必要は無い。</title>
		<link>http://kenbunden.net/wpmu/blog/2009/07/17/nomoney/</link>
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		<pubDate>Thu, 16 Jul 2009 15:04:35 +0000</pubDate>
		<dc:creator>朝倉 彰洋</dc:creator>
				<category><![CDATA[貧困と東大]]></category>

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		<description><![CDATA[<a href="http://kenbunden.net/wpmu/blog/2009/07/17/nomoney/"><img align="left" hspace="5" width="150" height="150" src="http://kenbunden.net/wpmu/wp-content/plugins/thumbnail-for-excerpts/tfe_no_thumb.png" class="alignleft wp-post-image tfe" alt="" title="" /></a>東大に貧困層がねじり込んでいる事が意味するたったひとつの重要な事実。]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>がんばれば、報われる。</p>
<p>そんな世界がどこかにひとつくらいあってもいいんじゃない？</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>「大学に行けるような余裕がある人よりも、明日の生活に困った本当に苦しんでいる人を助けるべきだ」</p>
<p>貧困と東大を結びつけようとすると、こんなことを３人に１人は思う。大学、特に東大というものに人々が持っているイメージが反映されているのだろう。この文章を書いている私も思う。それでも「貧困と東大」をやろうと思ったのはなぜか。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>簡単に言えば、労力が違うから。</p>
<p>「貧困と東大」でひとつ明らかになったのは、貧困層出身でも東大で普通に生活できるということ。社会の変革だとかは必要ない。ただ、大学に入ればどうにかなるということを知ってほしいだけ。貧困の解決なんてのは考えていない。ただ、貧しいからといって子供の将来に絶望しなくてもいいということ知っておいて欲しいだけ。努力の力を侮らないで欲しいだけ。勉強くらいなら、頑張ればどうにかなるんだから。</p>
<p>もう一度強調しておこう。社会を変革しなければ貧しい人々は大学にいけない、なんてことはない。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>人の生活があり、経済があるところ、貧困は必ずつきまとう。経済が発達すればするほど、富める者と持たざる者の差は広がる。それはある意味で仕方のないことであり、仕方のないことだと切り捨てないために社会保障が生み出された。</p>
<p>派遣村のニュースを見たり、路上生活者と出会ったり、肝心の社会保障が十分にその役割を果たしていないことは明らかである。</p>
<p>そこまで極端でなくとも、私たちの親の世代はまだ望んでも大学に進学できなった世代である。貧乏人は、大学教育などという贅沢品に手を伸ばしてはならないという時代があったのだ。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>しかし、時代は変わった。</p>
<p>「給与奨学金」や「給付奨学金」で検索をかけてみるといい。何十件という<strong>返済不要</strong>の奨学金制度が見つかる。国立大学は基本的に授業料免除制度を持っているし、早稲田大学などの一部の私立大学では特に優秀な成績の学生に授業料免除に相当する支援を行っている。</p>
<p>金がないからといって、大学に行けない時代は終わったのだ。日本の社会はそれほどまでに成熟している。</p>
<p>ただ、悲しい時代に大人になった私たちの親は、たぶんそれを知らない。</p>
<p>知らない、ただそれだけで子供に同じ苦しみを味わわせるなんて、悲劇じゃないか。</p>
<p>だから、私はここで大人たちに知らせようとしているんだ。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>「大学に行けるような余裕がある人よりも、明日の生活に困った本当に苦しんでいる人を助けるべきだ」</p>
<p>再びこの主張について考えよう。</p>
<p>いまの悲惨な労働環境を生み出した原因はいろいろとあるだろう。社会保障が不十分なせいか、それとも他の制度が悪いのか。すると、この問題を解決するには、何かを変えなくてはならない。社会の中にこびりついた何かを。</p>
<p>おそらくそれは法律だったり、社会保障みたいな制度だったり、産業構造のような経済的なものだろう。村上春樹が「壁」と呼んだものかもしれない。</p>
<p>もしそうだとしたら、解決にはものすごく大変な道のりが待っている。本来護ってくれるはずのシステムが壁となって立ちはだかったとき、そして壁にぶつかった時、多くの人は卵のように簡単に傷つき壊れてしまう。そんな卵のように弱く脆い普通の人々が、壁を突き破るのにどれほどの犠牲が出るのだろう。</p>
<p>貧困の問題を解決するのは、それくらい大変なことだ（でなきゃとっくに解決してるはず）</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>「貧困と東大」で扱っている話題は、そんなに大それたことではない。</p>
<p>純粋に大学に行きたい、大学で学びたいと思って頑張れば、どうにかなるんだよ。大きな声でそう叫ぼうというだけだ。制度や法律を変えようって言うんじゃない。貧困層と言われるような経済的弱者でも、いまでは東京大学で学ぶことができるのだ。ただひとつ、「知ってほしい」だけだ。それだけで、解決だ。</p>
<p>２０世紀の日本は、そこまで豊かではなかった。私たちの親の世代は、まだ壁にぶつかって傷ついていた。でも、そんな中で積み上げられた先人の努力は、ついに壁を突き破ったのだ。ただ、それを知ってほしい。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>望めば大学で学べる。</p>
<p>本当は、少し大変なことがある。例えば、日本で一般的な貸与の奨学金を４年間受けていれば、社会に出た瞬間に２００万円から４００万円近い借金の返済がスタートする。１０年以上の歳月をかけて返済するのだ。でも、いいクルマを買うくらいの借金で大学行ける時代になったのだ。</p>
<p>「絶対に無理」と「大変だけどできる」はあまりにも違う。</p>
<p>いまは、もう、「できる」の時代なんだ。</p>
]]></content:encoded>
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		</item>
		<item>
		<title>アンケート結果（データ編）</title>
		<link>http://kenbunden.net/wpmu/blog/2009/06/26/mitaka_r_data/</link>
		<comments>http://kenbunden.net/wpmu/blog/2009/06/26/mitaka_r_data/#comments</comments>
		<pubDate>Fri, 26 Jun 2009 03:26:28 +0000</pubDate>
		<dc:creator>山本 遼</dc:creator>
				<category><![CDATA[三鷹国際学生宿舎でのアンケート]]></category>
		<category><![CDATA[アンケート]]></category>
		<category><![CDATA[三鷹国際学生宿舎]]></category>
		<category><![CDATA[三鷹寮]]></category>

		<guid isPermaLink="false">http://kenbunden.net/wpmu/?p=855</guid>
		<description><![CDATA[<a href="http://kenbunden.net/wpmu/blog/2009/06/26/mitaka_r_data/"><img align="left" hspace="5" width="150" height="150" src="http://kenbunden.net/wpmu/wp-content/plugins/thumbnail-for-excerpts/tfe_no_thumb.png" class="alignleft wp-post-image tfe" alt="" title="" /></a>三鷹寮でのアンケート結果を簡単にまとめてみたい。]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[
<p>この章ではアンケートで得られたデータを整理する。</p>
<p>詳細版の公開に先立って、冊子状のPDFを先行配布する。</p>
<p><a href="http://kenbunden.net/wpmu/files/2009/06/data_v4.pdf">三鷹国際学生宿舎アンケート結果データ編</a></p>
<p>なお、このデータは三鷹国際学生宿舎共用棟にも掲示されている。</p>
<p> </p>
<p>参考として、東大全体で行われた公式調査を紹介しておく。次の章でこの二つを比較することにしよう。</p>
<p><a href="http://www.u-tokyo.ac.jp/gen03/kouhou/1380/index.html" target="_blank">東京大学学生生活実態調査</a></p>
]]></content:encoded>
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		<series:name><![CDATA[三鷹国際学生宿舎でのアンケート]]></series:name>
	</item>
		<item>
		<title>背景知識と現状分析</title>
		<link>http://kenbunden.net/wpmu/blog/2009/06/18/mitaka_r_background/</link>
		<comments>http://kenbunden.net/wpmu/blog/2009/06/18/mitaka_r_background/#comments</comments>
		<pubDate>Thu, 18 Jun 2009 10:51:09 +0000</pubDate>
		<dc:creator>朝倉 彰洋</dc:creator>
				<category><![CDATA[三鷹国際学生宿舎でのアンケート]]></category>
		<category><![CDATA[アンケート]]></category>
		<category><![CDATA[三鷹国際学生宿舎]]></category>
		<category><![CDATA[三鷹寮]]></category>

		<guid isPermaLink="false">http://kenbunden.net/wpmu/?p=857</guid>
		<description><![CDATA[<a href="http://kenbunden.net/wpmu/blog/2009/06/18/mitaka_r_background/"><img align="left" hspace="5" width="150" height="150" src="http://kenbunden.net/wpmu/wp-content/plugins/thumbnail-for-excerpts/tfe_no_thumb.png" class="alignleft wp-post-image tfe" alt="" title="" /></a>東大生は金持ち。東大に入れるのは金持ちの子供。
マスメディアの情報などを見ていると、そんなイメージが生まれてくる。東京大学は日本で最も入るのが難しい大学のひとつであることは事実であり、そのために、幼少からの英才教育と言 [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>東大生は金持ち。東大に入れるのは金持ちの子供。</p>
<p>マスメディアの情報などを見ていると、そんなイメージが生まれてくる。東京大学は日本で最も入るのが難しい大学のひとつであることは事実であり、そのために、幼少からの英才教育と言わないまでも、有名私立中高一貫校に入る、有名塾・予備校に通うなどの潤沢な「投資」が東大合格には必要だというステレオタイプである。</p>
<p>実際のところ、東大生からしたらそんなものは嘘っぱちだ！なんてことはいえない。全学規模で行われている<a href="http://www.u-tokyo.ac.jp/stu05/h05_j.html">学生生活実態調査</a>によれば、東大生の親の年収は平均で1017万円（2007年度版。以下同じ）である。また、出身の学校は私立中高一貫校が51.4%なのに対して、公立高校は34.5%である。つまり、東大生の親は金持ちで、私立中高一貫校でエリート教育を受けた学生が東大のマジョリティを占めているというステレオタイプが、本当に東大生にとっての事実なのだ。さらに、地方出身の学生にとっては上京して一人暮らしをするだけで毎月10万円以上の出費が強いられる。夜眠る部屋と今日を生きるための食料だけで、毎月10万円近くかかってしまうのうが東京の現実である。そして大学の授業料が年間54万円。これだけの経済的負荷に耐えられる家庭は、裕福と言わざるを得ないだろう。 <br /><br /></p>
<p>東大生は裕福な家庭の出身だ。東京で大学生活ができる事実が在ると言えども、そう結論するのはもちろん適当でない。言うまでもなく、東京大学の入学試験で問われるのは、親の年収ではなく学力である。親から莫大な「投資」を受けずとも、自身の努力によって東大に到達する若者は、毎年少なからず存在する。東大生の親の年収が平均1000万円なのは既に述べたが、その半分以下、年収450万円未満が1割以上存在する。裕福でなくとも、東大には入れるのだ。</p>
<p>しかし、親の経済力が乏しくとも、東京の真ん中に位置する東京大学（駒場キャンパスは渋谷から徒歩圏内、本郷キャンパスは山手線の内側！）に通学できる範囲で生活すれば相応の生活費が発生する。学生生活実態調査によれば、自宅外生(=実家から通っていない)の生活費は平均14万円となっている。これは平均なので、富裕層も含んでいるために14万円などという数字が出るのかもしれない。しかし、条件の悪いアパートを探すなどして家賃を5,6万円に押さえても、食費で2万円弱、書籍、交際費、通信費・・・控えめの大学生活を送っても服は買うだろうし、サークル活動をするかもしれない。結局月10万円程度の出費は覚悟すべきである。</p>
<p>では、東大生最下層の1割は、そのような日々の支出に喘ぐ苦学生なのだろうか。それではせっかく東京大学で学ぶ権利を得たとしても、有効に活用できないではないか。<br />　そのような典型的な苦学生はいつの時代も存在するが、社会は、大学は、もはや若い希望を見捨てたりはしない。東京大学には今回アンケートを行った<strong>三鷹国際学生宿舎</strong>(主に1,2年生と留学生が入居）をはじめとした学生宿舎がいくつか存在する。これはかつての学寮に相当する施設で、経済的に不利な学生に対して安価な住居を提供することを目的としている。退去時の清掃費の積み立てなどを含めた基本料金は月額1万円強。光熱水費は使用した分だけ上乗せされるが、暖房を使用する厳冬期でさえ合計で月1万5000円を超えることはまずない。三鷹宿舎は駒場キャンパスからやや距離があるので（通学時間40分程度）、大半の学生は京王井の頭線を利用するが、6ヶ月定期券(吉祥寺=駒場東大前)を購入すれば一月あたり2300円もかからない。近くにはスーパーやディスカウントショップが立地しており、宿舎の部屋にはキッチン(IHヒーター)もあるので自炊で食費を2万円以下に抑えることも十分可能である。こうして、生活費を月額5~6万円程度に収めることができる。さらに収入の面では奨学金を受給することもできるだろう。これなら<strong>貧困家庭の子女でも東京で生きていくことができる</strong>。</p>
<p>いま、<em>貧困家庭の子女でも東京で生きていくことができる</em>、と述べたが、これは文字通り生きていくだけで必要な金額について考えている。実際にはサークル活動もあるだろうし、携帯電話やインターネットはもはや学業の上でも不可欠である。まだ二十歳前後の若者、たまには思い切り遊んでみたいかもしれない。友人と旅行に行きたい。サークルの合宿に参加したい。大学生のうちに自動車の運転免許をとりたい。フィールドワークや演習にいきたい(東大は全国に演習林などの施設を所有し授業で使われるが、交通費は自己負担である)。講義で使われる教科書を買いたい。　これらの欲求は、「贅沢」の一言で済まされるだろうか。</p>
<p>話を広げてみよう。貧困の定義として、近年では相対的剥奪という概念が見出されている。日本の貧困層が発展途上国の貧困層から見たらはるかに豊かであるように、普通の東大生から見たら、ただ東京で生活できるだけのレベルの東大生ははるかに貧しく見えるのではないか。「遊びたい」は我慢すればいいものの、実習や教科書のように「学びたい」まで我慢させては最高学府の名が折れてしまうだろう。</p>
<p>このような状況がもし存在するならば、社会全体にとっても深刻な問題となりうる。大学進学の時点で、経済格差によって学習機会に容認できない差が出てしまうとすれば、その次に続く<strong>就職の段階で影響が出る</strong>はずである。貧しい家庭に生れ落ちた時点でいくら頑張っても教育システムでは裕福な家庭の子供には勝てない。個人努力によって、頑張れば報われる社会を担保していた平等な学校教育システムの崩壊。すなわち、経済格差は固定され、自由で平等な競争はもはや憲法の条文にのみ残る幻想となり、この国から自由と平等は失われることになる。</p>
<p>このような状況が実在するのか、もしくは大げさな杞憂で終わるのか。事実上の国内最難関である東京大学での調査は、学校教育で最も成功を収めた人間が置かれている実情を明らかにする。かつて神童と呼ばれた若者たちは、いまどうしているのだろう。</p>
<p><br /><br /><a href="http://kenbunden.net/wpmu/blog/2009/06/18/mitaka_r/">1.Introduction </a><a href="http://kenbunden.net/wpmu/blog/2009/06/18/mitaka_r_method/">3.Method</a></p>
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		<title>アンケートの方法</title>
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		<pubDate>Thu, 18 Jun 2009 10:49:47 +0000</pubDate>
		<dc:creator>朝倉 彰洋</dc:creator>
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		<category><![CDATA[アンケート]]></category>
		<category><![CDATA[三鷹国際学生宿舎]]></category>
		<category><![CDATA[三鷹寮]]></category>

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		<description><![CDATA[<a href="http://kenbunden.net/wpmu/blog/2009/06/18/mitaka_r_method/"><img align="left" hspace="5" width="150" height="150" src="http://kenbunden.net/wpmu/wp-content/plugins/thumbnail-for-excerpts/tfe_no_thumb.png" class="alignleft wp-post-image tfe" alt="" title="" /></a>今回のアンケートは留学生を除く三鷹宿舎の全学生を対象に行った。アンケート対象の特定には、郵便ポストの名前から日本人と推測される場合、アンケート用紙を入れた封筒を投函するという手法を用いた。この方法で、三鷹国際学生宿舎全棟 [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>今回のアンケートは留学生を除く三鷹宿舎の全学生を対象に行った。アンケート対象の特定には、郵便ポストの名前から日本人と推測される場合、アンケート用紙を入れた封筒を投函するという手法を用いた。この方法で、三鷹国際学生宿舎全棟(留学生含め605人)で404名にアンケートが配布された。</p>
<p>アンケートの実施期間は5月28日(木)に配布、直後に控える五月祭を考慮し、暫定の締め切りを6月7日(日)とした。</p>
<p>質問内容は、世帯年収、親の学歴、出身地、出身高校の種類（公立or私立）、塾予備校歴、東大受験に対する親の賛否、現在金銭的に困っているか、大学生活は充実しているか、などを設けた。経済的状況と大学生活への影響を同時に調べることで、経済状況が勉学に与える影響を考察できるようにした。質問項目について、詳しくはページ下部に添付資料として、配布されたアンケートを用意している。</p>
<p>回答形式は数値記入式、チェックボックス、記述式など、質問内容に対して回答しやすい形式を志向した。</p>
<p>他に、回収率向上を目指して、各棟集合郵便ポスト付近と共用棟にポスター（写真）を貼る、メールなどで提出を呼びかける、各棟の集合ポストに提出場所を用意（写真）するなどした。また、アンケートを入れた封筒が広告や不審物と勘違いされないように、宛名面に立花ゼミのアンケートである旨を明記し た。（写真）<br />　アンケートにはゼミ生の連絡先を文字列およびQRコードで表示した。</p>
<p>リンク：配布したアンケート（２枚）<br />　　　　アンケート趣旨説明（１枚）</p>
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