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2010年度《見聞伝 駒場祭特設ページ》
2011.3.17 | by shuntaroamano

内田樹さんに会ってきた

内田さん顔写真

 

内田樹という思想家をご存じだろうか。いや、「思想家」とくくってしまうのは失礼かもしれない。内田先生は思想家であると同時に武道家でもある。そして先生が関心を持つ思想はフランス現代思想、武道論、映画論、ユダヤ文化論、教育論、身体論・・・じつに幅広い。

『下流志向──学ばない子どもたち、働かない若者たち』や、『日本辺境論』といった書名に聞き覚えのある人も多いと思う。内田さんの文章はカラリとしたユーモアにあふれていながら、読むものを思わず立ち止まらせ、自分の思考の型そのものを繰り返し問い直させる。

このインタビューは、そんな内田先生に会いたいと思った5人が、それぞれききたいことを胸に出かけて敢行したものである。そして僕たちは、バイタリティを分けてもらえそうな数々のメッセージをいただいて帰ってきたのだった。

 

○ 目次

  1. 大学とフロントライン
  2. 内田先生の「二十歳のころ」
  3. 若造、現場へ
  4. 「だって面白そうなんだもん」
  5. 私の身体は頭がいい
  6. 「楽しい」と「鬱陶しい」
  7. ”材料”・”道具”、研究だって仕込みが大事
  8. 学者としての苦しみ―オリジナリティーやニーズについて
  9. 師匠の機能
  10. 中等教育までは型なんです
  11. 中進国の子供として育つ
  12. 昔はわりと決めつけてました
  13. 愛国心の定型は作るな
  14. 「もっと貧乏すればいいのに」
  15. 若い頃読む本、年をとってから読む本、生涯読める本
  16. 「まぁ、そのうちわかります」―哲学自体が“装置”
  17. 基本は教師で意地が悪くて結構いい人

 

○ 読書会で輪読した本 (すべて内田先生の著書)

第1回 『下流志向──学ばない子どもたち、働かない若者たち』 2007年 講談社

第2回 『日本辺境論』 2009年 新潮社

第3回 『街場のアメリカ論』 2005年 NTT出版 ・ 『寝ながら学べる構造主義』 2002年 文藝春秋

第4回 『私の身体は頭がいい―非中枢的身体論』 2003年 新曜社 ・ 『私家版・ユダヤ文化論』 2006年 文藝春秋

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