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2010年度《見聞伝 駒場祭特設ページ》
2011.2.28 | by admin

漫画企画レビュー

①マリア様が見てる(今野緒雪原作、永沢智漫画)
ジャンル:学園物
評価
おもしろさ:3
感激度:1
熱血度:1
ほのぼの感:4
主人公の魅力:3
ヒロイン他、女性キャラのかわいさ:4
設定の奇抜さ:3
絵のうまさ:4
読みやすさ:3
内容:お嬢様学校リリアン女学院での女学生たちの学園生活を描く。リリアン女学院には、ロザリオの授与を行うことで姉妹関係を結び(子弟関係に近い)、先輩である姉(グラン・スール)が後輩である妹(プライ・スール)を指導するという「姉妹制度」が存在する。紅・黄・白の「薔薇さま」を頂点として、その妹である「つぼみ」や「つぼみ」の妹によってリリアン女学院の生徒会である山百合会が構成されており、この山百合会のメンバーが主要な登場人物である。主人公祐巳はごく普通の高校生であったが、ひょんなことから山百合会のメンバーとなり、山百合会メンバー間で起こる様々な出来事を通して成長していく。
レビュー:超名門私立学校が舞台という点、周りはなにかしらすごい人ばかりだが主人公はいたって普通、庶民派であるという点で、男の出てこない「花より男子」的なテイストになっている。それゆえ、レズっぽい雰囲気が随所に漂う。設定はかなり特殊な感じを受けるが、その凝った設定を意識させずに自然な学園漫画として読ませる点はすごいのかもしれない。スカートが異様に長いのがちょっと気になった。あと、ネーミングとかちょい古臭い印象を受けなくもないが、まー仕方ないか。はなはだ現実から乖離しているように思えるが、実際、私立のお嬢様学校にはこの漫画で描かれてるような「ごきげんよう」とあいさつするみたいな文化が残っているというから驚きである。ちなみに、私の好みは、黄薔薇様と志摩子ちゃん。みんなで読んで好みを言いあうと楽しいかもしれない。

②はじめの一歩(森川ジョージ)
ジャンル:スポコン物

評価
おもしろさ:5
感激度:4
熱血度:5
ほのぼの感:1
主人公の魅力:4
ヒロイン他、女性キャラのかわいさ:1
設定の奇抜さ:1
絵のうまさ:3
読みやすさ:4
内容:主人公はドジでいじめられっ子の高校生幕ノ内一歩。一歩は不良にいじめられていた所をボクサーに助けられたことでボクシングの道へ入る。日々ひたむきな努力を続け、実家の釣り舟屋のバイトで鍛えた体から繰り出されるダイナマイトパンチを武器に、数々の敵と戦いながら一歩はプロの頂点を目指す。
レビュー:まさに正当派スポーツ漫画といった感じ。中高で部活に励む男子諸君にとっては必読書といえるだろう。教訓はそのまんま「好きこそものの上手なれ」で、いい歳して改めて「自分が好きなことに夢中になって、ひたむきに努力する」ってことはホントにすばらしいことなんだということを教えられた。真面目で素直で謙虚で一直線な一歩には好感がもてる。試合のシーンは読んでいて緊張感が伝わってきた。最近は主人公がなんか最初からやたらに天才でみたいなパターンスポーツ漫画が多いが、個人的には一歩とかスラムダンクとかライジングインパクトみたいな「才能をひめたド素人」状態から始まってジワジワ伸びていくパターンの方が好きかな。小栗旬も言ってたけど、これ読むと無性に走りたくなる。そうだ、明日からジョギングはじめよう。以上。

③聖☆おにいさん(中村光)
ジャンル:ギャグ

評価

おもしろさ:5(ギャグ的な意味で)
シュールさ:5
感激度:1
熱血度:1
ほのぼの感:3
主人公の魅力:測定不能(神なので)
ヒロイン他、女性キャラのかわいさ:ほぼ皆無
設定の奇抜さ:5
絵のうまさ:2
読みやすさ:5
内容:下界に降りてきたブッダとキリストを主人公に二人の日常生活をギャグタッチで描く。
レビュー:シュール。ゆるゆる。非常に現代的な漫画だと思う。読んでいる時の感覚はテルマエ=ロマエに近い。ブッダ、」キリストという特殊な設定をうまく活用して笑いにつなげているセンスはすごい。電車の中とか、お風呂につかりながらとか、特にやることがない空き時間に読むと幸せな気分になれそう。

④宇宙兄弟
ジャンル:ギャグ職業系

評価

おもしろさ:5
夢追い人度:5
感激度:3
熱血度:2
ほのぼの感:3
主人公の魅力:3
ヒロイン他、女性キャラのかわいさ:2
設定の奇抜さ:1
絵のうまさ:2
読みやすさ:5
内容:あるところに二人の兄弟がいました。二人とも宇宙飛行士になるのが夢でした。月日は流れ、真面目で優秀な弟は宇宙飛行士になりました。お調子者でどこか残念臭の漂う兄は上司に頭突きして自動車会社をクビになりました。兄はふたたび宇宙飛行士になろうと思いました。さあ、どうなるのやら・・・
レビュー:中年男が夢を追う、というストーリーは漫画ではけっこう珍しいのかもしれない。バクマンとか、正統派の夢追い人を描いたものとは違い、どことなくあきらめ感、煮え切らない感じが伝わってくるのが新鮮だった。「宇宙兄弟」とタイトルだけ聞くと、ややもすればとんでもない設定のSFものを想像してしまいがちだが、ストーリーは非常にシンプルであり、読み始めてすぐにストーリーに入っていける。かたすぎず、ゆるすぎず、といったところで幅広い年齢層の人が楽しめる漫画だと思う。随所にクスッと笑える要素があるのもいい。まとめると、「オッサンよ、大志を抱け!」

⑤GANTZ
ジャンル:サスペンスバトル

評価

おもしろさ:5
ハラハラ度:5
感激度:1
熱血度:1
ほのぼの感:1
主人公の魅力:2
ヒロイン他、女性キャラのかわいさ:3
設定の奇抜さ:5
絵のうまさ:5
読みやすさ:4
ジャンル:その他
内容:電車事故で死んでしまったはずの高校生二人はなぜか黒い玉のある奇妙な部屋に転送される。黒い玉から武器が供給され、ねぎ星人の暗殺という命令が下る。二人は事態がのみこめないまま、謎のゲームに巻き込まれていく。
レビュー:グロい。しかし、読みだすと止まらない。謎が謎を呼ぶ展開ってやつだ。いったいどうやってこんな設定を思いついたかも本編の謎に劣らぬ謎である。ホントたいしたもんだと思う。キャラの個性が若干弱い気がしないでもないが、キャラ押しの漫画でもないし、そこはいいのか。まあ、とにかく、この設定をどう収束させていくのか結末が非常に気になる。

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