2007,2008年度の見聞伝,2005,2006年度のページSCI(サイ)へのリンクです。 kenbunden2007-2008 SCI
2010年度《見聞伝 駒場祭特設ページ》
2009.7.19 | by admin

東大生が「受験」を本気で語る。

2008年3月10日。

 

一年間浪人したのに、またしても東大に落ちた。

 

 

予備校の言うとおりに勉強していれば、必ず合格できるんじゃなかったのか。

努力は、必ず報われるんじゃなかったのか。

 

一緒に合格発表を見に行ってくれた友達と赤門ラーメンを食べて、家に帰った。

帰り道では、屈託ない笑顔の人間たちが、高らかに胴上げされていた。

 

 

すべてが信じられなくなった。

どんな言葉も、自分にとっては無に等しかった。

 

 

どうしよう。

この言葉を何度発したかわからない。

 

 

今、こうして東大に受かった自分が、あのときの自分に出会ったとしたら、どんな言葉を掛けるのだろう。

説得力のある言葉で、アイツが次の一歩を確実に踏み出せる何かを、伝えられるのだろうか。

Leave a Reply

 

 

 

You can use these HTML tags

<a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <strike> <strong>