情けない話です。。
6月18日。昼過ぎ。
英語二列の授業を切って向かった先は新宿だった。
それは新宿御苑のほど近くに事務所を構える龍村仁さんに話を聞くためである。
正直、ガイア理論について勉強もほとんどできなかった。だけど、雨宮さんから科学と文化に関する彼の哲学を聞いて興味があったし、最近久しくインタビューに行けなかったことだから経験を取り戻すのに行くのもいいかもしれない、という不純な動機もあった。
事務所の前で会った龍村仁さんは柔らかな笑顔を持つ素敵な人だった。
狭い部屋でやるのもなんだから、と事務所の前に広がる新宿御苑の中でインタビューをすることになった。
さて、本題のインタビューなんだけど、情けないとしか言いようが無い。
始め、龍村さんが撮影の仕事に携わるようになるまでの生い立ち、自身の映画観、そして地球交響曲を撮り始めたいきさつを聞いた。
非常に分かりやすく、面白く、僕の目を見て誠実に語りかけてくれる。
しかし、そこからガイア仮説を含む龍村さんの地球観に話が移ると、途端に思考が停止してしまった。
なんだか聞こえる言葉が全部カタカナになってしまったような、そんな気分だった。
「ソレハ、ヨウスルニネ・・・」
誠実に語り続けてくれる龍村さんの目から、逃げるように目を逸らす。
特別専門用語が出てくるわけでもない。龍村さんの話に矛盾があるわけでもない。
話が若干雑多になったのは事実であるが、語られる言葉が僕自身に何の思い、発想というべきか、も派生させなかったのだ。
まぁったく情けない話である。
いくら考えても、それは字面を追っているだけの、なんだか不思議な体験だった。
2時間のインタビューは正味1時間に思われた。もちろん、後半があっという間に過ぎていったために。
取材を終え、残ったものが無かったとは言わない。「直感」について、野矢先生の本で読んだところと繋がる洞察を得ることができた。そして、このままじゃ取材に臨んでもいい結果が得られないんじゃないかっていう不安と共に。
帰るときに吹かれた風は妙に冷たかった。
あぁ、なんだか悲しい記事だし、全然インタビュー内容に触れてないんで、雨宮さん、上田君、やまもっちゃんに期待してください。
あー、だめだった。なんでだろう。
なんだか龍村さんの思考の根底に流れるストリームってものを感じ取れなかったんだとおもうんだけど。
情けないっす。

いや、気にしないで。笑
波長が合うことも合わないこともあるのが当然だ、ってことを龍村さん自身も言ってたし。
自分も、ちょっと反省だけど、かなり自分自身の興味のおもむくままに質問を投げかけていたけど、それが「自分の聞きたいことがきっとみんなも聞きたいことだろう」みたいに考えていた部分もある意味あったかもしれないな。
まあ、面白そうだと思ったらこりずにまた来てください。