WPMU覚書1

さて今回から数回のシリーズで、私が知る限りの知識範囲ではあるが、WordPressMUの構造と動作について書いて行きたいと思う。
今回は概要と、データベース構造くらいで。まぁ9割方自分用覚書ですが。

    目次
  1. でWordPressMUって何よ
  2. 概要
  3. データベース構成

でWordPressMUって何よ

まずはここから(しつこいね)。
まぁ公式(系)を見ましょうか。
WordPress MU、WordPressµ とは、ブログアプリケーション WordPress の複数ユーザ版(multi-user version)です。
ほうほう。つまりWordPressを複数ユーザ対応にしたものなのね。でWordPressは?
WordPress (ワードプレス) は、オープンソースのブログ/CMS プラットフォームです。
CMSはContent Management Systemだから、まとめると、複数ユーザで使う、ブログ/Webコンテンツを作成&管理するための土台のアプリケーションと言った所?プラットフォームって日本語にし難いですねぇ。
とにかく、今現在の見聞伝はこのシステムを利用しています。
便宜的に私が”本家”と呼んでいる部分ではCMSとして、他の個人ブログ(このブログとか)ではブログプラットフォームアプリケーションとして、ですね。
うーん英語をカタカナで表現すると、やたら長くなるよなー。Blog Platform Applicationだもんなー。
戯言は置いといて、次行きましょうか。
WordPressの何がいいのかと言えば、Webページの作成や編集がお手軽にできる(一応強調しておきますが、これでもかなりお手軽ですよ!)ので、グループでやる時にページ作成の負担を分担できる、というのが見聞伝で採用している理由、だと思います。
と言う訳で、皆さんがんがん記事を作って下さい(お前もな)。
あとは開発者(特にサードパーティ)が非常に多いので、様々な機能がプラグインの形で公開されており、それを利用できる、と言うのも大きな魅力でした。
とはいえ、大抵のプラグインはMUではなくて、ただのWordPress向けに作られて居るので、そのままでは動かないこともしばしばですが、それでも0から作るのに比べれば、遥かに省力です。
あとは基本的に内容とデザインが分離されているため、デザインの改造がやり易いとか、サイト全体的なデザイン設計/更新が簡単だ、と言ったことが上げられるでしょうか。
このサイト全体のデザイン設計をWordPressテーマと呼んでいる訳ですね。
そうそう、大事なことを忘れていましたが、WordPressはGPLです。改変や再配布も自由なライセンスです。そしてタダ!うーん素晴らしい。
(GPLは必ずしもタダであることは意味しません…ほとんどの場合はそうですが。)

概要

さてそんなWordPressMUですが、

  • Apache:Webサーバ
  • MySQL:RDBMS
  • PHP:CGI
が動作する環境が必要です。
これらのソフトのバージョンですが基本的には新しい方がいいです。しかしWPMUのバージョンによってこまごまと違う様なので、お気をつけ下さい(だれが?)。
ものすごーくおおざっぱに言うと、WordPressMUは、HTTPリクエストを受けると、
  1. Apacheのmod_rewriteの機能を利用して、あるディレクトリ以下へのアクセスを、全てwp-content/index.phpに集める
  2. 当初のリクエストURIから、どのブログにアクセスしているか判定
  3. 当初のURI(パーマリンク)をブログ毎に設定されたrewrite_rulesに基づいてクエリ形式(?year=2009&month=5&day=13&name=…とかそんなの)に変換
  4. クエリに基づいて、SQL文を生成し、データベースから表示する情報を取り出す(複数の投稿やページの時もある)
  5. 取り出して来た情報を、整形をして表示
と言うことをやっているらしい。細かい所把握してないことも多いけど、どうもこんな感じみたいですハイ。
今後も出てくると思うので、ここでWordPressで使う用語についてちょっと書いて置きます。
極めて誤解を招き易いことに、WordPressではややこしい用語を使います。言わばWordPress用語ですね。
投稿(Post)
WordPressで使われる、最も一般的な記事の形式。主に時事性があること-時とともに価値を減ずる様な情報とか-を記述することを意図している。メインページに表示される。
ページ(Page)
WordPressでは、通常の意味とは異なり静的な情報を保持しておくための記事の形式。階層性を持たせることも出来る。
テーマ(Theme)
サイト全体のデザインを決定するもの。各投稿やページのデータはデータベースに保持されているので、それをWebページとして表示するために使われる。
カテゴリ(Category)
記事などが所属するグループ。階層性を持たせられる。二重に所属することも可能。
タグ(Tag)
記事などに付けるキーワード。カテゴリと異なり、階層性を持たせることは出来ない。幾らでも付けられるのはカテゴリと同じ。
なんか記述がちぐはぐですが、まぁこんな所でご勘弁を。

データベース構成

WPMUのデータベース構成ですが、基本的には以下の様になっています。

  • 以下のテーブルはブログ毎に存在
    • comments::コメントを保存
    • links::リンクを保存?よく見てない
    • options::ブログの設定情報を保存している。超重要
    • postmeta::投稿のメタデータ
    • posts::投稿そのもの。実際はページも投稿も添付ファイルの情報も一緒にここに保存されている。
    • terms::タグやカテゴリーに使われた単語を保持してIDを振っている
    • term_relationships::termsに保存された単語が、どの投稿やページと関連を持っているかを保持している
    • term_taxonomy::termsに保存された単語を分類する、分類法を保持している。categoryなのか、tagなのか、とか。
  • 以下のテーブルはサイト全体で一つ
    • users::サイトに登録されたユーザの情報を保持しているテーブル
    • usermeta::ユーザの権限や、ブログではなくユーザに属する設定情報が保持されている
    • site::ドメインが保持されている。用途がいまいち分からない
    • sitemeta::サイト全体の設定。アップロード可能なファイルタイプとか、最大アップロード容量とか、利用可能テーマとか、過去のrss?とかを保持しているようだ
    • blogs::サイトにどんなブログがあるかを保持している
    • signups::良く分からない。使われていない?
    • registration_log::ユーザが承認されたことが記録されている
    • blog_versions::良く分からない。使われていない?
    • sitecategories::サイト全体で使ったtermが保持されている。実際にはcategoryに分類されないものも全部入っているので、この名前はどうかと
あ、あと前にも紹介しましたが、WordPressのデータベース構成はここを参照しましょう。なにしろコードの99%同じと言うだけあって、ほとんど同じです。
WPのデータの保存の仕方は、user friendlyというか、administrator friendlyと言うか、かなり「そのまま」です。フィールド名やキー名は見れば大体意味が分かりますし、保持されているデータも、人間の可読性を意識したものがほとんどです。
ちょこちょことデータベースから直接データをいじることを想定してあるんでしょうか。
まぁコーディングし易いってのが一番の理由ですよね…。

今回はこんな所で。既に十二分に長いし。次回からはリクエスト処理-というか呼び出し関係-を順番に辿って行きましょうか。自分のためにもなりそうだし。

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