『ファシリテーション入門』(堀公俊 日経文庫,2004)
1 月 17th, 2010
他人を動かすのは大変だ。ついついめんどくさがって、自分一人でやろうとしてしまう。しかし、一人じゃできないことのほうがたくさんある。
会議やミーティングをする。何かを決めるために。でも、みんな押し黙っていたり、議論から逸れた雑談が始まったり。そして何も決まらない。
高校生までは自分一人でやるか、大人数でやるとしてもレールがひかれていた。しかし、大学生になって、新しい何かをやろうとしたときにハタと気づく。他人の扱い方をよく知らない。
この本を手に取ったのは立花ゼミの先輩である岩崎さんに教えてもらったから。
ファシリテーションは会議やミーティングなどを円滑に進め、創造的な意見を生んだり合理的なコンセンサスを築くことといえるでしょう。
入門というだけに、ファシリテーションとは何か、どのように使えるか、ファシリテーションにはどのような技術があるか、を順を追って説明している。
ただ、この本を読んだからファシリテーションができるようになるというわけでない。しかし、心構えくらいは身に付くと思う。
会議の中で一人ファシリテーターを置くのもいいが、参加者それぞれがファシリテーションの心構えを持っていれば、より建設的な会議ができるだろう。
会議などに参加する機会のある人(=ほぼすべての人)で進行について教育を受けたことのない人には、流すだけでいいから一度読んでみることをお勧めする。
特に、最後の一章はファシリテーションを導入すればどうなるかを示した架空の会議が紹介されており、ここを読むだけで感じはつかめると思う。