Posts Tagged ‘科学研究の現場を研究する’

5. 日本に帰って:認知科学の変化と文化人類学

いわゆるコンピュータが出てきて、プログラミング言語で表したものが人間の思考のモデルだと多くの人が思った時期、すなわち60〜70年代が認知科学のピークでした。我々が環境にいて外から情報が入ってきて、情報そのものに意味は無いけど、情報を処理して我々が意味を与えるんだ、という考えです。つまり、外界(意味に関係しないものとしての環境)は切り離して、完全に頭の中の思考だけのモデルで表現しようという考えでした。

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4. 転機:ロンドンへの留学

自分の研究歴を振り返って、東南アジアをやっていた時期とその次の時期(精神病院以降)で研究テーマが大きく変化しているように見えるのは、90年にイギリスのLSE(London School of Economics and Political Science)に留学したことが背景にあります。

LSEはロンドンにある社会科学が強い大学の一つで、社会学とか文化人類学とか経済学の著名な先生がいる所でした。それで社会人類学科に行ってみたけど、たまたま社会心理学科で認知科学セミナーというのが始まったんです。 Read more »

3. タイでの研究

一つのステップになったのは、インドネシアの後、タイの上座部仏教について研究をしたことです。ジャワの宗教と比べタイの仏教はすごくシステマティックで、ジャワで出てきた自分のテーマを先に進めるにはタイの方がいいなと思って行きました。

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2. インドネシア、ジャワでの研究

―最初のインドネシアから現在の科学研究現場まで、私達からすると先生の研究対象は大きく変わっていったように思います。研究生活の中で、どのような経緯やお考えがあったのでしょうか?

アジア、アフリカの農村を選んで、大体平均で二年くらい滞在して、そこの言語を学んで文化を研究するのが、文化人類学者のベーシックなパターンです。それで最初は、知り合いの先生がインドネシア専門だったので、ジャワ※のイスラムの研究をしたいと思って村に入りました。 Read more »

1. 駒場~大学院:文化人類学への道のり

―これから進路を選んでいく学生へのメッセージも兼ねて、大学に入った頃からお話しいただけますか。

大学に入ったのは32年前(1977年)の事になります。外交官になりたい、外交に関わりたいという思いが最初あって、僕が狙っていたのは国際関係論でした。国際関係論に行きたかったから文二(文科二類)に入った。現在でも同じことを考える人がいるけど、文三(文科三類)だときついから国際関係に入るなら文二がいい、という情報は我々の時代でもありました※。

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見聞伝とは?

東京大学見聞伝では、各人が興味・疑問をもったことについて文理の枠を超えて自由に企画を立ち上げ、自主的に取材し、それぞれの分野で活躍されている方の生の声や、そのお話から新たに発見したことを、インターネットなどを通じて発信する活動を行っております。

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定例会

定例会は毎週水曜日の午後6時から午後9時まで、駒場キャンパス学生会館や、各教室で行っております。様々な大学に所属するゼミ生が活動していますので、他大学の方や社会人の方の参加も歓迎です。気軽にご参加ください。
参加希望者は、こちらまでご連絡ください
ゼミ長 福井 k.fukui714[at]gmail.com

書籍「二十歳の君へ」

書籍「二十歳の君へ」

文藝春秋刊「二十歳の君へ 16のインタビューと立花隆の特別講義」が2011年1月に発売されました。著名人からの20歳の若者たちへのメッセージ、立花隆の特別講義、そしてゼミ生による手記の3部構成となっています。

「二十歳の君へ」公式サイト
amazon.co.jp へのリンク

あらまし

1996ゼミナール第一期
教養学部総合科目「応用倫理学」開講
テーマ「サイバーユニバーシティ」
   「調べて書く」
1997テーマ「調べて書く、発信する」
1998「環境ホルモン入門」
書籍『二十歳のころ』出版 (新潮社)
2000テーマ「新世紀デジタル講義」
2005ゼミナール第二期 「SCI」
巨大科学サイト「SCI」の製作・運営
2007ゼミナール第三期 「見聞伝」
五月祭企画「徹底討論!核融合」
駒場祭企画「憲法集中講義」
2008駒場祭企画 特別講演会
「今語られる、東大、学生、全共闘」
2009駒場祭企画 特別講演会「二十歳の君へ」
2010立花教官退官・サークル化
駒場祭企画 若者論 / 宇宙論
2011書籍『二十歳の君へ』出版 (文藝春秋)
2012立花隆事務所から完全に独立、サークル見聞伝として再出発

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