Archive for ゼミ生日記

ドーパミンという不思議な物質

This entry is part 1 of 1 in the series メンヘル企画

ゼミ生が授業で提出したレポートを上げてみたら面白いんじゃないかという話があったので、メンタルヘルスに関わるレポートを投稿します。

ドーパミンと精神疾患

概略

ドーパミンという物質はやる気に関わる重要な役割を演じている神経伝達物質の一つであると同時に、多くの精神疾患に関わるとされている物質です。

このレポートでは、ドーパミンが原因物質であると現在されている精神疾患をまとめてみました。がんばりすぎて、9枚というかなりの文量になっています。

進化を目の当たりにした夫妻――『フィンチの嘴』

進化とは、動物が世代交代しながら姿形を変えて生き延びることである。
「種の起源」から250年以上過ぎたいま、このことは(少なくとも日本では)常識みたいになっている。
ところが、それについてしっかりしたイメージを持っている人は、一体どれだけ居るだろう。
殆どの人はせいぜい、ピカチュウがライチュウになるぐらいの理解が関の山じゃないだろうか。


そこで、この本である。
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太平洋の真ん中に、ガラパゴス諸島がある。そこには、フィンチという種類の鳥がいる。
人間のいない島だったので、フィンチは人間を全く恐れず、手で捕まえる事ができる。

研究者のグラント夫妻は、ガラパゴス諸島の真ん中にある、ダフネ島のフィンチ全てに個体識別の印をつけ、一羽一羽のくちばしを計測した。
20年もの間。

そして、なにがわかったか。
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この上ないファンタジーとリアリティのバランス―『放課後の不純』梶ヶ谷ミチル

51ozL5QNOUL._SL500_AA300_こんにちは。見聞伝HP更新に貢献せよ!ということでBLのレビューを始めました。BLT駒場ではお世話になりました。植田です。

早速第一回ですが、梶ヶ谷ミチル著『放課後の不純』を選びました。

実はこれ表紙買いしてしまったんです。表紙買いは昨年何度も失敗したからもうやめようと思ったのに!でもレーダーが反応してしまったのだ。

お年玉と暇をいいことに入れまくったバイトのおかげでほくほくになってこれぞ好機とジュンク堂へ…不思議だね、ジュンク堂に行くと、気が付いたら両手にBLを抱えつつ、今日財布にいくら入ってるのかを計算してるんだから。

穏やかな青い空、階段を駆け下りて呼びかけるわんこっぽいキャラ、イヤホンを片耳だけつけて振り返るメガネ、高校生!なんかカップリングは王道かもしれないけど、この舞台は好きかも。しかも表紙にも物語がつまってる。

通学途中、イヤホンをはめようとしたら、坂の上からあいつの声が…ふと気がついて振り返る!

「これはアタリなのではないか…」

この本と三ツ井崇先生著の『朝鮮植民地支配と言語』のどちらを買おうか激しく悶々としたのちこっちを選んでしまった…

主人公は陸上部のわんこキャラ沢木と帰宅部っぽいそんなに明るくない水谷。交友関係も趣味も違って、一見住む世界が全く異なるように見える二人が、沢木の突然の告白とともに関係を深めていく。

冒頭の沢木の告白のシーンの言葉の具合がたまらない。冗談かと思い、沢木の言葉をむげに否定する水谷と、自分の告白が真実であることを必死に伝えようとする沢木。でもこのシーン、シリアスそうに見えてそうでもない。かと言って、ギャグっぽく告白劇が終了するのではない。本当の高校生の会話のようなのだ。話題を少し逸らしてみたり、戻してみたり。「ここで『な?』と言わせるか!!」と梶ヶ谷先生の言葉のリズムに飢えだは大興奮である。

そこはBLのお約束だから、沢木は本気だということは読者はとっくにわかっているのだが、確かに、一見した沢木の雰囲気とか発言内容は、読者からとしてももからかっていると思われても仕方がないんじゃないかという感じがする。沢木を警戒する水谷は、沢木の言葉を受け流そうとする。せまる沢木に辟易して言う「調子狂う」という言葉がまた、水谷と沢木の違いを伝えている。表面には現れない、戸惑いがセリフや表情にうっすらと現れている。こんなにみずみずしくってリアリティある告白のシーンは久々に見たかもしれない。

沢木は水谷に言う。

「近寄りがたい…っつーか何だろ。うーん、空気が違う感じ?」

「…空気が違うなんてありえないよ。同じO2だ」

「ははっ、それもそうか。いいな―その反応、新鮮で」

O2!!水谷くん!!「同じO2」と言ってしまう水谷とそのリアクションを楽しむ沢木という構図がなんとも愛らしい。

冒頭の告白からの展開がいささか早すぎはしないか、と飢えだも思ったが、最後まで読み通すとこれでいいんじゃないかと思う。恋愛なんてわからない、今までロクに話したことのないクラスメイトの言うことなんてもっとわかんない、みずみずしい水谷と、特に考えもせず気持ち赴くまま生きているけど、一生懸命な沢木の二人の関係を描くにはこの勢いがあったほうがいいと思う。

だって高校生の精神レベルってそんなもんだよね。確かに、当時飢えだの発想レベルもこんなもんだったかも。学園物の何が素敵って、恋愛初心者でお互いに相手の気持ちを手探りで察したり、時には自分の感情が行き過ぎてしまったりする。そんな中で成長していく青臭いくらいの二人の姿がいいんだよなぁって思う。こんな感覚をもう成長してしまった私たちが抱くことはないんだし。ファンタジックな設定の学園物ではない『放課後の不純』は、私たちのノスタルジーを喚起するくらい現実感がある学園物だ。

告白シーン以外にもカーテン引っ張ってぐいっとキスするシーンや王道なライバルの登場、南禅寺の水路閣で寄り添う二人の姿とか見どころたっぷり。

こんな恋愛してる人がいるんだろーか、とまで思って、BLはファンタジーだということを忘れていたことに気がついた…ファンタジーであることを忘れてしまうくらい、リアリティにあふれてるんです!しかし、現実感あふれすぎてても辛いからなぁ、この匙加減は非常に難しい。ファンタジーの中のリアリティ、その桜の見ごろみたいな歯がゆさが、またたまらないのかな。

他力本願な自分へ送る一冊–『明治・父・アメリカ』星新一

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「星新一が好きだ。」

こんなことを言うとなぜかゼミの同胞からは「あんなものはSFじゃない」と批判されてしまうのだが,この本はショートショートではない。

日本三大SF作家の一人である著者の父であり,実業家でもある,星一(ほし・はじめ)の半生を綴った爽やかなノンフィクション評伝である。
アメリカ帰国後の星一の苦難は同著者の『人民は弱し 官吏は強し』(新潮文庫)に詳しい。

簡単にこの本で描かれている星一の略歴を紹介しておきたい。
時は明治初頭。福島の田舎に星一は,東京に出て文明に触れ,苦学しながらも渡米を果たしコロンビア大学に留学,帰国後に星製薬株式会社を創立する。

星一は頼らない。
これは,他人を信用していないというのではなく「自助努力」の精神によるものである。

星一はとどまらない。
他に流されず,自分の信じた道に対して周到な計画と克己心を持ってずんずんと突き進む様は清清しい。

無計画な野心は身を滅ぼすだけだが,向学心を失わず計画と行動力があれば人生なんとでもなるらしい。

とりあえずの「国際国際!」「留学留学!」という借りてきた意識の高さは捨てて,自分が本当に学びたいことは何か,そこに人生を賭すことができるのかをできるだけ早く真剣に考えたほうが良さそうである。そこに生まれる「意識の高さ」は人を惹きつけ,信じる道を進む助けになるのかもしれない。

勿論それができたら苦労はしないという話だが,簡単にできないからこそ目標を立て周到な計画を準備し,自助努力できる人間はかっこいい。
他の可能性を切り捨て,自分を信じるというのは怖いし辛い。
反対に,その場限りの見栄を張り,目前のことから目を背け,道を選ばないという選択は簡単で楽なのだ。

超がつくほどの他力本願な自分には見習うべき点しかないような一冊だった。

最後に,『西国立志篇』(サミュエル・スマイルズ)とともに,星一の「自助努力」の精神の中心となっている杉山茂丸の教えを載せておきたい。

「人間は遊ぶ動物ではない。働く動物である。
教えるまでもないことだろうが、念のために処世上の注意をあげておく。
粗食でもいいから十分に食え。十二分に食うな。
栄養をとったら、くたびれるまで十分に働け、十二分に働くな。
くたびれたら、十分に眠れ、十二分に眠るな。
それで肉体の調和がたもてる。
脳の調和は、無駄な空想に浸らないことでたもて。
何か問題にであったら、ひとつずつよく考えて検討せよ。
そして、考えがまとまったら、いかなることがあってもやりとげるのだ。
悪い結果になることもあろうが、いずれにせよ、その経験だけは決して忘れてはいけない。」

この言葉を胸にまずは正月太りだけでも避けたいものだ。

本を読むとはどういうことなのか? ――「読んでいない本について堂々と語る方法」


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自分の知らない本について語ってる人を見ると、劣等感に苛まれてしまうような時がある。
もっと本を読まないとなあ、と思う。
正しい。
それは正しい。
しかし、本当に本を読めば、語れるようになるのだろうか。

そもそも、読んだ本について語るとはどのような状況だろうか。
本を、読んだ、とは?
読むにも色々ある。パラパラめくった本、ナナメ読みした本、目次だけ見た本、頭から最後まで読み通した本、おもしろそうなところだけ拾い読みした本などなど。
教科書とか難解な哲学書は、一回読んだだけで読んだというにはあまりにも深遠だし、
その上一度読んだつもりになった本でも、読んで2週間もすれば内容の半分は飛んでしまっているだろう。

さて、果たして読んだってなんだ?

読んでいない本について考えるということは、即ち読んだ本とは何かについて考えることである。
しかし突き詰めて考えれば考えるほど、読んだとはどういうことかわからなくなる。
我々に読んだといえる本なんて存在しないのかもしれない。

そこで、この本である。
すべての本が読んでいない、読めていない本だというなら、いっそ読んだつもりの本も全く読んでない本も同列に語ってしまっていいのではないか?
読んだ本について語るときも、読んでない本について語るのも、自分のことを語るという点では同じなのだから。

劣等感に苛まれ、なんとしても人よりも本を読んでいなければならないという強迫観念に駆られている人にこそ読んで欲しい一冊である。

「壁」その7

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昨日は凄まじい風雨でしたね…って!!

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ぬおおおおお…

吹き飛ばされました。しかし、小さな看板だけは気丈に風雨を凌いだようです。

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さて気を取り直しまして、今日も「TPP」の文字が大きく踊ります。

TPPと聞くと、パンダマンの「GPD(ジャイアントパンダデスロック)」を思い出します。

駒場祭まであと5日。各企画冊子制作を佳境を迎えております。

「壁」その6

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右と左でかなり個性が出てきましたね。

「長野を忘れていませんか?」という言葉で、和歌山の台風を思い出しました。

正門に「忘れないという言葉の重みを、私たちはきちんと背負えていますか」という看板がありますが、

日本各地で起きていることのどこまでを私たちは背負えばいいのでしょうね。

難しい問題だと思います。


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経済学部、工学部電子系の方々中間お疲れさまでした。

飽和感出てきましたね。

最近僕は中央左下にある眼が気になっています。何を見ているのでしょうか。

駒場祭まであと一週間です。

駒場祭委員会の方々、諸々の申請遅れて申し訳ありません!!そして、対応ありがとうございます。

「壁」その5

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「TPP絶対反対」結局どちらがいいのでしょうね。

左上の船のような青い物体は一体なんなのでしょう…

中間テストが「ボラーレ・ヴィーア(飛んで行きな)」状態のゼミ長でした。

「壁」その4

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やく設置後10日が経ちました。大分密度が上がってきましたね。

司法浪人の方々応援してます…

「がんばっぺし東北!!!がんばろう日本!!!!」 方言の暖かみって素敵ですね。

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駒場天狗さんフォローしてあげてください…

和室棟の横の林が0.28マイクロシーベルトらしいですね。

風邪が流行っているようですので、皆さんお気をつけ下さい。
(ゼミ長は先陣を切って風邪に倒れました…)

「壁」その3

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遂に重ね芸がはじまりました!!「がんばろう」

そして、様々な言語でのメッセージが増えてきました。果たして何と書いてあるのやら…(植田くん頼みます)

キャラクターも、仮面ライダーに端を発し、ユータス君、アンパンマン、コジコジ、ドラえもん、オバQ、ジャガーさんなどバラエティーに富んでいますね。

ちなみに僕も福島のお米ドンキで買いました。

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見聞伝とは?

東京大学見聞伝では、各人が興味・疑問をもったことについて文理の枠を超えて自由に企画を立ち上げ、自主的に取材し、それぞれの分野で活躍されている方の生の声や、そのお話から新たに発見したことを、インターネットなどを通じて発信する活動を行っております。

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定例会

定例会は毎週水曜日の午後6時から午後9時まで、駒場キャンパス学生会館や、各教室で行っております。様々な大学に所属するゼミ生が活動していますので、他大学の方や社会人の方の参加も歓迎です。気軽にご参加ください。
参加希望者は、こちらまでご連絡ください
ゼミ長 福井 k.fukui714[at]gmail.com

書籍「二十歳の君へ」

書籍「二十歳の君へ」

文藝春秋刊「二十歳の君へ 16のインタビューと立花隆の特別講義」が2011年1月に発売されました。著名人からの20歳の若者たちへのメッセージ、立花隆の特別講義、そしてゼミ生による手記の3部構成となっています。

「二十歳の君へ」公式サイト
amazon.co.jp へのリンク

あらまし

1996ゼミナール第一期
教養学部総合科目「応用倫理学」開講
テーマ「サイバーユニバーシティ」
   「調べて書く」
1997テーマ「調べて書く、発信する」
1998「環境ホルモン入門」
書籍『二十歳のころ』出版 (新潮社)
2000テーマ「新世紀デジタル講義」
2005ゼミナール第二期 「SCI」
巨大科学サイト「SCI」の製作・運営
2007ゼミナール第三期 「見聞伝」
五月祭企画「徹底討論!核融合」
駒場祭企画「憲法集中講義」
2008駒場祭企画 特別講演会
「今語られる、東大、学生、全共闘」
2009駒場祭企画 特別講演会「二十歳の君へ」
2010立花教官退官・サークル化
駒場祭企画 若者論 / 宇宙論
2011書籍『二十歳の君へ』出版 (文藝春秋)
2012立花隆事務所から完全に独立、サークル見聞伝として再出発

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